機能別団員（分団）制度は、通常の消防団員（基本団員）と異なる特定の活動を行う団員であり、その活動の内容は、大規模災害発生時の対応や消防団のPRなど、各市の状況に合わせて設定されています。

応急手当普及員、消防音楽隊、防火広報団員、学生機能別団員、郵政消防団員など
※その中で、越谷市は、「学生機能別団員」を設置しました。

1.定員・・・30人
2.入団要件・・・以下のいずれかに該当する18歳以上の学生
（1）越谷市内の大学等に在籍する学生
（2）越谷市外の大学等に在籍し、越谷市内に在住する学生
3.活動の内容
（1）大規模災害時の活動

• 指定緊急避難所等における運営の補助活動に参加

（2）平常時の活動

• 消防団イベントにおける火災予防広報や消防団PR活動
• 防災訓練、夏季特別訓練及び消防特別点検などに参加

4.処遇
（1）身分・・・非常勤特別職の地方公務員
（2）年報酬・・・年額一人10,000円
（3）活動報酬・・・1日の活動につき一3,500円
（4）公務災害補償・・・一般の消防団員と同様に補償されます
（5）貸与品（個人）・・・安全ベスト、アポロキャップ、保安帽、皮手袋など

越谷市消防団では、平成30年4月に、市内大学（公立大学法人埼玉県立大学や文教大学）などに在学する学生17人による「学生機能別団員」を設置し、越谷市消防本庁舎において発足式を行いました。
◆発足式◆
開催日・・・平成30年5月20日（日曜日）
時間・・・午前10時から午前11時まで
場所・・・越谷市消防本庁舎4階多目的ホール（越谷市大沢二丁目10番15号）
内容
市長あいさつ、辞令交付、学生機能別団員宣誓、団長訓示、消防団協力事業所表示証交付など

• 貴重な体験ができるだけでなく、活動したことは就職活動でも役立つと思います。
• 学生という若い力を活かして地域に貢献したいです。
• 団員活動を通じ、防災の観点から地域の支援やつながりについて考えたいです。
• 防災についての知識を含め、自己啓発の機会にしたいです。
• 越谷市の活動であるので、安心して参加できます。
• 消防団活動に積極的に参加し、一人でも多くの地域の方々を笑顔にしたいです。

この学生機能別団員は、消防団に対する地域のニーズに応えられる多様な人材を確保する目的で導入しました。特定の活動に限定して任務を行う学生機能別団員が、災害発生時にその任務を果たせるよう、今後、平常時の消防団行事や教育研修に参加しながら、また、自主防災組織と連携した活動を展開しながら、必要な知識と技術の習得に努めていきます。