試合中の鳴海さん

　「がむしゃらに、全力でやってきた。楽しかったなという気持ちが大きい」と10年間の選手生活を振り返る鳴海さん。越谷アルファーズでは得意の3ポイントシュートでファンを沸かせ、チームをB2昇格へ導いた。
　新型コロナウイルスの影響で試合ができない中で、自分を振り返る時間ができた。家族や周りの人を幸せにしたい、バスケしか出来ないと感じる今の自分を変えたいと悩み抜き、社会人として経験を積むことを選んだ。
　調子が悪い時も、常に後押しする声をかけてくれた、温かい越谷のファンには感謝しかない。「アルファーズがより大きなチームになればうれしいし、より越谷の皆さんに楽しんでもらえるようなチームになっていってほしい。いずれ僕もそこに関われたらと思う。3年間ありがとうございました」。