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越谷市役所

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コシガヤホシクサの野生復帰を目指して

更新日:2017年2月27日

コシガヤホシクサとは?

 コシガヤホシクサは、ため池の岸辺や河原、水中に生育するホシクサ科の水草の一種です。
 8〜9月に白い星型の小さな花をつける植物で、越谷で発見されたことから、「越谷星草(こしがやほしくさ)」という名前がついています。「干し草」ではありません。
 線形の葉が束のように生えており、草の大きさは十数センチほどです。毎年春に発芽し、冬に枯れて種を落とす一年草です。

コシガヤホシクサの写真
栽培中のコシガヤホシクサと、マッチ棒と対比した花

越谷での発見から野生絶滅まで

 コシガヤホシクサは、昭和13年に旧越ヶ谷町の元荒川付近で発見され、翌年新種のホシクサとして発表されました。このとき、発見地にちなんでコシガヤホシクサと命名されましたが、その後越谷市周辺では見られなくなりました。
 昭和50年には、茨城県下妻市の砂沼という農業用のため池で再発見されましたが、ため池の環境の変化により平成6年に絶滅してしまいました。しかし、残されていた種子から、国立科学博物館筑波実験植物園などの関係機関により、現在は砂沼での野生復帰の取り組みが進められています。

越谷市での取り組み

 越谷市では、「越谷」の名を持つ貴重な植物であるコシガヤホシクサを越谷で野生復帰させる取り組みを進めています。またこの取り組みにより、かつてこの植物が生育していた豊かな自然環境が復元されることも期待しています。

種子を増やすための栽培

栽培のようす
水槽での栽培と、管理作業のようす

 コシガヤホシクサは、現在環境省のレッドリスト※において「野生絶滅」とされています。越谷市では、国立科学博物館筑波実験植物園から種子の提供や技術指導を受けながら、平成23年から越谷市農業技術センターにおいてコシガヤホシクサの栽培を行っています。この栽培によって、「コシガヤホシクサという(しゅ)」を保存するとともに、野生復帰の取り組みに必要とされる種子の増殖を行うものです。
※環境省レッドリストとは
環境省が、野生生物の保全のために、絶滅のおそれのある種を的確に把握し、一般への理解を広める必要があることから作成・公表している、日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト。

栽培のこれまでの実績とこれからの取り組みについて

野生復帰に向けた播種実験

種まきと発芽したコシガヤホシクサ
播種実験場所のようすと、水中で生長するコシガヤホシクサ

 「野生絶滅」とされているこの植物は、慎重な取扱が必要です。越谷市では、専門家や関係機関との検討・協議を進めた結果、平成26年から、野生復帰に必要となる生育条件のデータ収集などのために、播種実験を行っています。実験は、かつてコシガヤホシクサが発見されたと考えられる葛西用水路瓦曽根溜井で行い、これまでの結果では、種をまいた後多数発芽し、4月に用水が入った後も、数か月生育していますが、それ以上生存できていません。今後も生育に適した条件を調査するため、実験を継続してまいります。

播種実験のこれまでの実績とこれからの取り組みについて

学校での栽培やPRの取り組み

学校栽培と特別展示
中学校での栽培のようすと、市役所ロビーでの特別展示

 コシガヤホシクサを多くの皆さんに知ってもらうため、市内の中央中学校、東中学校の2校をモデル校として、学校で栽培をしています。また、毎年夏から秋の時期の開花期間中には、市役所ロビーやアリタキ植物園、児童館などで特別展示を行っています。

※上記リンクは「Weblio辞書」のページを新しいウィンドウで開きます。用語解説の内容等については、「Weblio」までお問い合わせください。

お問い合わせ

環境経済部 環境政策課(第三庁舎4階)
電話:048-963-9183 ファクス:048-963-9175

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