更新日:2025年7月2日
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蚊が媒介する感染症に注意しましょう
蚊媒介感染症とは
蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。
主な蚊媒介感染症には、ウイルス疾患であるデング熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、原虫疾患であるマラリアなどがあります。
これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
日本脳炎は不活化ワクチンによる予防接種、マラリアは医師の処方による予防内服が有効です。
デング熱について
症状
デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。
通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に 出現します。デング熱患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療を行う必要があります。
経路
蚊に刺されることによって感染する疾患です。
ジカ熱について
症状
ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。
海外の流行地域において、蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛、倦怠感、頭痛等の症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。
経路
蚊を介して感染します。
性行為により男性から女性パートナーへ感染した事例が報告されてます。性行為による感染等のリスクを考慮し、流行地域に滞在中は症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
蚊に刺されないためにできること
日本では6月頃〜10月頃まで蚊が活発に活動します。
蚊に刺されないための対策として
- 蚊の多い場所は避ける。
- 長袖長ズボンの着用と虫除けスプレーを使用する。(必要時蚊帳の使用も効果的です。)
- 蚊を増やさない。(住居周囲の水たまりをなくし、繁殖を防止する。)
があります。
しっかりと対策を行い、蚊媒介感染症を予防しましょう。
海外渡航時の注意
蚊媒介感染症が流行している地域へ旅行に行く際は、できる限り肌の露出を控え、虫除けスプレーを使用するなどの対策を行いましょう。入国時や帰国時に体調不良がある場合は、検疫所に報告ください。
また、海外の流行地から帰国後、発熱や頭痛、発疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛等、蚊媒介感染症が疑われる症状が出現した場合は、症状や海外渡航歴等を医療機関へ連絡した上で、受診していただくようお願いします。
このページに関するお問い合わせ
保健医療部 保健所 感染症保健対策課(東越谷十丁目31番地(保健所内))
電話:048-973-7531
ファクス:048-973-7534