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更新日:2024年4月10日

ページ番号は9663です。

【コラム】知っていますか?女性の活躍と「月経」の深いカンケイ

知っていますか、月経(生理)のこと

月経(生理)について、みなさんはどれくらいご存じでしょうか。

人によって個人差がありますが、初潮の平均年齢が12歳で閉経が50歳。約38年間、平均周期でいえば、一生で約450~500回くらい月経があることになります(※1)。

このように、女性が生涯の大半の期間、毎月つきあうことになる月経(生理)ですが、20代から30代の7割以上が、月経に関連する痛みなど心身に何らかの不快な症状を感じていると回答しています。(※2)

※1「働く女性の心とからだの応援サイト」より

※2 内閣府男女共同参画局「男女の健康意識に関する調査書」

月経随伴症状

月経に関連して現れる心身の不快な症状のことを月経随伴症状といいます。月経中に現れるのが「月経困難症」、月経前に症状が現れるものは「月経前症候群(PMS)」と言われます。

  • 月経困難症:月経痛(腹痛、腰痛)が強く、日常生活に支障をきたすもの
  • 月経前症候群(PMS):月経開始3~10日前から始まるさまざまな心身の不快症状で、月経が開始すると症状が軽減または消失する。 (※1)

つらくてもガマンするのが当たり前?

症状の有無などは人によって異なりますが、約9割は症状があっても何らかの我慢をした経験あると回答しています(※3)痛みが強い場合は鎮痛剤などを服用する人もいますが、多くは何も対処せず、ただ我慢してやり過ごす人も多いようです。

労働基準法により、生理痛など月経による不快な症状が強い場合は休暇を取得できますが、上司に相談しづらかったり、周りの目が気になって休暇の申し出がしづらい人もいるかもしれません。

※3 第一三共ヘルスケア株式会社「みんなの生理痛プロジェクト」

注目される「女性の健康課題」と「経済損失」

経済産業省が令和6年2月に公表した試算では、女性特有の健康課題(月経随伴症、更年期症状、婦人科がん、不妊治療)に伴う経済損失が、社会全体で年間約3兆4,000万円に上り、そのうち、月経随伴症状による欠勤は約1,200万円、パフォーマンスの低下が約4,500万円であると示されました。

少子高齢化により労働力人口の減少が見込まれる中、働く女性の活躍は企業における重要課題と考えられており、様々な企業が女性支援の取り組みを進めています。

経済産業省資料

※経済産業省:『女性特有の健康課題による経済損失の試算と健康経営の必要性について』より

生理の課題は「個人」ではなく「社会」の課題

  • 学校で女子生徒だけ別室に集められ、保健の先生から生理の話を聞いた
  • 生理用品を購入すると、何も言わなくても紙袋や中身が見えない袋に入れて渡される

こうした経験から、月経(生理)は隠さなければならないもの、恥ずかしいものとして考えている人も多く、誰かと話をしたり、相談したりしづらいという状況もあるようです。

しかし、多くの女性が抱える月経(生理)に関する困りごとは、個人の問題ではなく、社会として考えなければならないもの。国や自治体も様々な取組を進めていますが、女性自身はもちろん、パートナーや家族、職場の同僚など、身近な女性との良い関係を築くため、ぜひ男性にも知っていただきたいことと言えます。

埼玉県東部地域振興センターがパンフレットを発行しました

このたび、月経に関するパンフレット『知らなきゃいけない!女性のカラダとカツヤク』が発行されました。こちらもぜひご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

市長公室 人権・男女共同参画推進課(第三庁舎3階)
電話:048-963-9113
ファクス:048-965-8028

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