越谷市中小企業振興計画

　越谷市では、事業者、産業関連団体、市民そして行政が一体となって、越谷市の産業を発展させていくことを目的に、市内中小企業者や産業関連団体等からご意見をいただきながら令和4年度に越谷市中小企業振興計画を策定しました。
　越谷市中小企業振興計画は、市内中小企業が直面する生産性向上、人材確保などの課題に対応するため、実効的かつ効果的な支援を体系化しています。

計画期間

令和5年度から令和8年度までの4年間

中小企業振興の基本理念

＜地域住民の暮らしを支える＞
地域に商品やサービス、働く場所を提供し、地域内経済循環による暮らしの豊かさの実現に取り組みます。

＜まちの価値・魅力を創造する＞
地域が守り又は創り上げた歴史や文化を基盤とする、その土地ならではの個性にストーリーを加えて商品やサービスとして提供する、まちのブランディングに取り組みます。

＜まちづくりの担い手として活躍する＞
持続可能な社会に向けて、環境問題や災害対応をはじめ、地域課題の解決等を担う経済主体のネットワークを構築し、未来に向けたまちづくりに取り組みます。

地域経済の将来像

　地域に根ざした活動をしている経済主体としての中小企業が、地域の所得と雇用を継続して産み出し、地域内経済が循環することにより、市民一人ひとりの幸せを支える地域の豊かさを実現します。
　また、まちづくりの主体としての中小企業が中心となって、市民や行政とつながることにより、連携したまちづくりの取組みが創造されるとともに、地域の個性が魅力となり、地域の持続的発展につながります。

中小企業振興の目標

目標1　創業しやすいまち

創業に対する機運を高め、新たな事業を立ち上げるプレイヤーを発掘し、チャレンジできる環境を整備します。

目標2　継ぎやすいまち

市親族内のほか、企業内又は企業外の承継、さらにはM&Aなど、多様なケースに対応できるよう、行政・経済団体・金融機関・その他支援機関との連携を強化し、包括的な支援体制を構築します。

目標3　働きやすいまち

女性や高齢者、障がい者など多様な働き手が活躍できる雇用環境の整備を進めます。

目標4　中小企業が元気なまち

人口減少やグローバル化に伴う様々な経営課題の解決に向けて、新たな技術や消費者ニーズに対応した製品・サービスを生み出して高付加価値化を図るとともに、変化する経営環境に対応するための経営革新を推進します。

目標5　未来につながるまち

DX推進についての理解と機運を高めるとともに、新たな発想やスキルをもった人材の育成を支援し、変革へ向けた取組みを推進します。