越谷市の学校給食は、昭和23年越ヶ谷小学校において脱脂粉乳(だっしふんにゅう)によるミルク給食が開始されたことに始まり、昭和44年9月第一学校給食センターを開設(昭和63年建替え)、昭和49年5月第二学校給食センターを開設(平成7年改修)、平成7年4月第三学校給食センターを開設し、三つの給食センターにより、市内全小・中学校に完全給食を実施してきております。
学校給食を通して、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、望ましい食習慣を形成するという学校給食目標を達成するため、学校・家庭・地域の連携を密にし、学校における食育の推進を図り、PTA学校給食推進研究委嘱や調理講習会、試食会など家庭との相互理解の基盤づくりを進めています。さらに、教材としての献立を研究し、食事内容の多様化を図り、健康によい食事の取り方に関心を持たせる給食指導を進めています。
献立の作成にあたっては、郷土料理や地場産野菜を使用するなど工夫するとともに、おいしく、喜ばれる給食の提供に努めています。また、食物アレルギーを有する児童生徒にも、できるだけ他の児童生徒と同じような給食が食べられるよう、一部代替食を提供するとともに、「特定原材料」7品目を除いた給食も実施しています。
学校給食の目的
児童及び生徒の心身の健全な発達に資し、学校給食の普及充実及び学校における食育の推進を図ることを目的としています。
学校給食の目標
学校給食については、教育の目的を実現するために、次のような目標が掲げられています。
- 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図る。
- 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養う。
- 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養う。
- 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養う。
- 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養う。
- 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深める。
- 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導く。
献立例 ビビンバ(麦御飯)・牛乳・トック