みんなどうしてる?『断捨離』〜増え続ける子どもの荷物☆その1では、
クワイエメンバーに実施したアンケートの結果をご紹介しました。
みんなどうしてる?『断捨離』〜増え続ける子どもの荷物☆その2では、そもそも「断捨離」とは??に始まり、「断捨離」のメリット・デメリット、「断捨離」の手順など「断捨離」の基本についてご紹介します。
断捨離とは何か?
ズバリ!物への執着を捨てること、です。
ただの片付け術ではありません。
ヨガの「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」という考え方を応用して、不要なものを断つ、捨てる、ことにより物への執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考えです。
1990年代半ばに、「整理法」や「収納グッズ」ブームがあり、2000年頃には、「捨てる」という ブームがありました。
それを経て、2010年に、やましたひでこさんの著書が発表されて話題になり、『断捨離』は、その年の流行語大賞にも選ばれました。
『断捨離』という言葉は、やましたひでこさんが提唱した言葉で、商標登録もされているので、使う時には注意をしましょう。
断=入ってくる不要なモノを断つ
捨=家にずっとある不要なモノを捨てる
離=モノへの執着から離れる
とても深い意味があるんですね。
『断捨離』をすることは、大袈裟に言うならば、「生き方そのものを変える」ということなんですね。
断捨離のメリット・デメリット
メリット
- 家の中がスッキリ片付く。
- 物が少なくなった分、掃除が楽になる。(ヤル気が出る。)
- 探し物をする時間が減る。→その時間を別のことに使える。
- 「モノ」に振り回されず、「自分にとって本当に大切なモノ」が見えてくる。
デメリット
- まれに「捨てなければ良かった〜」と後悔する方もいるようです。
- 家族の物を勝手に捨てて、信頼関係が崩れる。
- 行き過ぎると・・・物欲がなくなり過ぎて、生活に楽しみや張り合いがなくなる。
断捨離実行の心構え
断捨離をするということは、恐らく「もったいない」病との戦いではないか、と思います。
色々と読んでいて、私の心に響いた3点をご紹介します。
このモノが作られたのはなぜ?何のためのモノなの?
と考えると、そのモノ本来の働きをせずに(転用する工夫をしている場合は除きます。)
ただ、不要品として「とっておく」だけならば、これほど「もったいない」ことはないです。
それよりも、一刻も早く、必要としてくれる人の元へ届けてあげる(リサイクル)のが良いのでは?
そのモノが「まだ使えるか」ではなくて、「使いたいかどうか」という視点で処分するか否かを決めましょう。
その不要品のために、アナタはいくらの家賃(ローン)を払っているのですか?
不要品の収納のためだけの部屋がある、なんていう状態こそ「もったいない」です。
↑わあ、正に耳が痛いです
思い出はモノではなく、心の中にしまっておこう。
「これは○○さんにいただいた物だから。」「○○の記念の品だから。」
というのも、ありがちなパターンですが、この言葉は、私の心をとても楽にしてくれました。
断捨離の手順
- 断捨離する場所を決める。
- すべての物を出す。
- 必要な物、不要な物、迷っている物、に分ける。
- 迷っている物は、時間を置いて(30日間とか)もう一度、仕分ける。
いきなり家の中すべて、というのは無理です。
まずは、「この部屋」「この押し入れ」「この引き出し」など小さなスペースから。
これを繰り返していくと、次第に、「これは本当に自分にとって必要か?」と考えるようになり
安いから買う、タダだからもらう、とりあえず取っておく、というような行動をしなくなるそうです。
不要品をお金に換える
せっかく「不要である」と一大決心をしたら、その後の処分としては、
- 売る
- 譲る
- 捨てる
の大きく分けて3段階ではないかと思います。
出来ることなら、「捨てる」という選択肢は避けて、「譲る」か「売る」かしたいものです。
でも、友人知人という限られた中で、ちょうど「欲しい」人がいるとは限りません。
そこで不特定多数の人に「売る」という選択肢も持っておくと良いと思います。
売る方法としては、
- ネットオークションに出品する
- ネットの買い取り業者に依頼する
- フリーマーケットに参加する
- リサイクルショップに持ち込む
の順で、高価格で売れると思います。
みんなどうしてる?『断捨離』〜増え続ける子どもの荷物☆その1でご紹介したアンケートにも、「ネットオークションのメリットとデメリットについて知りたい。」という記述がありました。
メリットとしては
- 高価格で売れる(特に趣味性の高いもの、コレクションなど)
- 自宅に居ながらにして売れる
などが挙げられます。
デメリットとしては
- 素人同士のやり取りなので、トラブルが生じる危険もある
- ある程度、PCのスキルが必要。
- 売れない場合もある。
といったところでしょうか。
「買い取り業者」に依頼するとか、「リサイクルショップ」に持ち込む場合も、出来るだけ、専門性の高い業者(売りたい品を多く扱っている店)を選ぶとより高く売れます。
不要品がなくなって家がスッキリ、その上、それを売って収入にもなったら最高ですね!
「売る」ということのデメリットはないのでしょうか? → あります。
前述の4つのどの方法を選んだとしても、実際に売れるまでには、多少の手間とコツと時間がかかります。
それまでの間、せっかく「断捨離」した部屋に、不要品が置かれていることになります。
また、かけた手間と時間に見合うだけの収入になるかどうか、それぞれの感覚の違いもありますから、何とも言えません。
そもそも「不要品」なのです。
家の中がスッキリしただけで充分、という考え方もあります。
一刻も早くスッキリしたい場合は、「捨てる」ことを選びましょう。
みんなどうしてる?『断捨離』〜増え続ける子どもの荷物☆その3では
子どもの荷物の片付けのポイントについて、ご紹介します。
参考サイト☆
「断捨離やましたひでこ公式サイト」https://yamashitahideko.com/
(2015年1月 byクワイエメンバー アリス)