遠足や運動会、そしてピクニック。
楽しみな反面、ママ達の頭を悩ます問題、そう、子どもの好き嫌い!
私も離乳食開始から日々の食事に、ずっと悩んでいます。
さて、そこで、先輩ママの体験談をまとめてみました!
子どもはこんなことで嫌がる
- ゴロっと大きい野菜や、生野菜が苦手。
- そのときの気分で「食べたくない」「マズイ」「キライ」と言う。
- よく食べていたものを、後日出すと「いやだー」と言って手を付けないときがある。
- 親が食べないものを、「自分も食べない」と言う。
- かぼちゃの煮物など、幼児期は食べていたのに、学童期になってから柔らかいものを好まない。
- 特定の果物(柑橘系など)を一切、口にしない。
- 離乳食はなんでも食べてくれたのに、普通食になった途端アレもコレも嫌になってしまい、
2才のトイレトレーニング時期で、うんちがカチカチになって出すのが大変に。 - 2~3才の頃、まともに食べられる野菜はかぼちゃとサツマイモぐらいだった。
児童館にお弁当を持ってお友達と食べてみたり、エプロン&こども包丁でお手伝いをさせたり、
いろいろと試してみたけれど、あまり効果がなかった。
調理方法を工夫する
とにかく刻んで料理にいれる!という意見が多かったです。
食感も味も見た目もごまかせますよね。
こちらは、ママたちが実践しているお料理ラインナップです。
【野菜を細かく刻む系】
ハンバーグ | おから、にんじん等いろいろいれることができますね。水気に注意。 |
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カレー | 野菜は小さめにすれば、わからずにパクリ。 |
チャーハン | ごはんが大好きなお子さんなら、これ!ごはんと一緒にぱくりと食べてくれます。 |
餃子 | キャベツ・白菜をたくさんいれて。お肉との割合に注意。 |
お好み焼き | キャベツがたっぷりとれると好評。 |
ホットケーキ | にんじんをすりおろしたものを入れるのもあり。 |
【果物系】
- ミキサーで生ジュース。
- 手ですりおろす、またはスプーンでつぶしてジュースにする。
- ジャムにする。
- ゼリーを作る。
調理方法も煮たり、ゆでたり、焼いたりといろいろ試しましたという先輩ママもいました。
他にも形状や食感を変えてみるなどの工夫をされているようです。
興味を持たせる
「食育」という言葉がずいぶん定着してきましたね。
少しずつ大人の言葉がわかるようになってきたら、
「食べるもの」への興味を引いて見るのもいいかもしれません。
先輩ママはどんな努力をされていたのでしょうか。
- 絵本を読む
・『おやおや、おやさい』という絵本を買って一緒によむことで、野菜の名前を知る第一歩に。 - 家庭菜園をする
・今は、品種改良もすすみ育てやすい苗が販売されています。
・毎日の水やりなども責任感をはぐくむいい機会に。 - 料理を一緒に作る・お手伝い
・小さい頃はレタスちぎりからはじめました。
・4歳になって初めて、包丁をもたせてやわらかい素材から切ってもらうようにしました。
・「○○くんのつくった料理はおいしいね。」と言われると、一口挑戦してくれました。
・しいたけ、しめじなど切れやすいものから切らせています。
N○Kの子ども向け食育番組を真似て、卵も割ってまぜてくれます。
2才児でも、まかせればやりとげてくれます。 - 食べる努力
・残すときもまずは一口食べさせてから、残させていました。
幼稚園の先生に「嫌いなものもひと口は食べるように」 といわれ、
食べる努力をするようになったら、食べれるようになってきました。 - 食べる理由を知る
・「肉・魚・豆は体のもと、野菜はウンチのもと、果物は元気のもと、ご飯・穀物類はチカラのもと」
と食べる理由を知ることで納得して食べています。
今、自分が食べているものが自分を作る大切なものということを知ると、食べ物を見る目も変わってきますね。
ママもリフレッシュ
あまりママが悩みすぎるのはよくないですよね。
とはいいつつも、食べてくれないと困る・・・。
そんなときの先輩ママの気持ちを集めました。
「幼稚園に行くようになり、お友達や先生の影響で食べるようになった。大きくなったらそのうち食べる!と腹をくくる。」
「大人になってから食べられるようになったものが結構あるので、気をもみながらも長い目でみる。」
「これを食べないくらいで死ぬわけでもないし・・・。」
「1週間、あるいは1ヶ月くらいのスパンで考えて、なんとなくいろいろなものを食べていればOKと気楽に考える。」
「今はイヤな気分でも、そのうちにまた食べるようになるだろうと楽観的にみる。」
「好き嫌いがある=母親の努力不足ととらえず、少しでも食べてくれるものがあればいい。」
「大きくなってくれば、食べられるものも増えるので、そのうちなんとかなると気持ちを楽にする。」
「ある食感がイヤな次男。男性の保育士に話したところ、『僕も苦手なんです』といわれ、男性には嫌な感覚なのかも?と思うように。」
「私自身が嫌いなものを買わず、あまりださなかったら、息子も食べないといいだした。子は親の鑑ですね。」
「寝返りやハイハイ、歩き始めやトイレトレーニングなど、他の子に比べてのんびりしていたので、少し神経質になっていた。」
じつは…これってアレルギー?
「あまり好まないものを食べさせたら、アナフィラキシーショックを起こしました。
好き嫌いの中に、好みではない「食べれないもの」が潜んでいる場合があると、経験からわかりました。
子どもの食べる様子を見ることが大切だと思います。」
という先輩ママのお話もありました。
その食物を食べたあとに腹痛や下痢をする場合、アレルギーなどで消化不良を起こしている可能性も。
どうしてイヤなのか?
とっても楽しい食事の時に、イヤなものがでてくるなんて子どもにとっては一大事!
なぜ子どもに好き嫌いが多いのでしょう。
それは、子どもが「本能的」に行動しているから。
どうして嫌がるのかを知っておけば、イヤイヤ対策も簡単に?!
- 切り口の大きいもの(ごろっとした野菜など)がイヤ。
- 生の野菜、果物などがイヤ。
- 硬めものや、水分の少ないもの(ぱさぱさした肉や魚など)がイヤ。
- 緑色をしているもの(緑は未熟の色、赤は熟した色)がイヤ。
- 苦味や酸味があるもの(毒性のもの・腐敗したものに含まれる)がイヤ。
な~るほど!
これはあてはまることが多そうですね。
では子どもが好むのはなにかというと、
生きていくために必要なタンパク質・糖質・油質・塩類だとか。
- 甘い味のもの。
- うま味のあるもの。
- 塩味のもの。
好き嫌いをなくすには…?
-
「一口」食べられたことをほめまくる。
-
いろいろな味、食物を食べさせる。
-
身近な大人がおいしそうに食べる。
毎日の料理作りは、子どもたちの体を作る大事な仕事です。
何でも食べることを親が自ら実践してこそ、好き嫌いは克服できるのかもしれませんね。
ぜひ記事を参考にしてみてください。
(2015年5月 byクワイエメンバー さと、れいなママ)