冬至もクリスマスも過ぎてあとはお正月を迎える準備や帰省などいよいよ年の瀬が迫ってきましたね。
少しづつ日がのびていくとはいえ、毎朝晩は極寒。。。そして空気は乾燥しています。
いやいや、弱気になってうっかり風邪などひいていられない!
そんなときのおやつやお茶うけにご紹介したい。。。
煮りんごです。
皮をむいて銀杏切りしたリンゴをバターで炒め、レーズンをいれ、レモン汁でことこと煮ます。
焦げそうなら弱火にして分量外でお水を少量入れるなど気負わずに作りましょう。
リンゴは風邪と関係の深い「肺」や冬に関係する「腎」に良いとされており、喉の渇きや咳のあるときにはおすすめ食材です。
レーズンとレモン(汁)には「安胎(あんたい)」といって妊娠中のお腹の赤ちゃんが安らかにいられる、安定した妊娠時が過ごせる食材でもあります。
レモンの体を冷やす作用が気になるようでしたら温め効果のあるシナモンを一振りでもよいでしょう。
いただきもののリンゴが沢山あるときなどは作ってヨーグルトにいれたり、パイ生地やパン生地のフィリングにもなります。
体調を崩さずに温かな新年を健やかに迎えられますように。
※薬膳レシピは健康的な食事のレシピであって、薬ではありません。
また薬膳的効果は個人の体質や体調によって個人差があり、紹介しているのは健康な人がより健康でいられるためのものなので、アレルギー等含む病気をお持ちの方はまず医師の診断と治療を受けましょう。
※妊娠中のスパイスの使用は週に数回、香り付け程度なら問題ないという見解がありますが、気になる場合や妊娠前から頻繁にスパイスを摂取されている場合には控えるなど自己管理しましょう。
早乙女孝子『いつもの食材効能&レシピ帖:漢方の知恵を毎日の食卓に』土屋書店, 2011
喩静ほか『薬膳・漢方食材&食べ合わせ手帖』西東社, 2012
村上百代『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える:医者にも薬にも頼らない和の暮らし』楓書店,2015
2017年12月 クワイエメンバー by あい