新年度・新学期を迎え、お子さんに携帯電話やスマートフォンを持たせたご家庭も多いのではないでしょうか?
ルールを決めて使うようにしているかと思いますが、実際には上手く機能していない・・・という話も耳にします。
今回は、筆者の経験談も踏まえて、ルール決めのポイントを記事にしました。
こども達のインターネット利用実態は?
こども家庭庁が令和7年2月に、「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)」を公表しています。
この調査結果から分かることは、10歳から17歳のこども達の98.2%がインターネットを利用していると回答。
インターネットを利用する機器としては、①スマートフォン、②学校から配布・指定されたパソコンやタブレット等、③ゲーム機の順。
また、低年齢層(0歳から9歳まで)も7割以上が、テレビや自宅のパソコン・タブレット端末を使って、インターネットを利用しているそうです。
令和の時代は、インターネットが日常生活に当たり前にある!という状況であることが分かります。
スマートフォンの普及により、より身近に接することになっているのでしょう。
さらに、スマートフォンが普及し、少し前までは家族と共有で使っていたのが、こども専用で持つご家庭も増えてきたようです。
前述の利用環境実態調査結果では、家族と共有しているのか?こども専用なのか?については、こどもの年齢が上がればこども専用の割合が高くなっています。
小学生(10歳以上)72.0%、中学生95.3%、高校生99.1%がこども専用と回答。そして、スマートフォンは、10歳でこども専用と家族と共用の割合が逆転します!
筆者の家庭では、ちょうど10年前、息子が小学6年生。中学進学のタイミングでスマートフォン利用でした。
息子のまわりも中学進学で持たせるご家庭が多かったです。
しかし、この10年の間に確実にインターネット利用やスマートフォン専有は、低年齢化が進んでいることが、この結果から分かりました。
また、GIGAスクールにおいて、教育現場でも一人一台端末の時代ですから、デジタル機器がより身近になっています。だからこそ、この先は、もっと低年齢層がスマートフォンを専有するかもしれませんね。
どんなルールにしたら良いのか?
巷での状況が分かったところで、では、実際にお子さんがインターネットをする、ゲームをする、SNSを見るなどの理由で、スマートフォンやタブレット端末・携帯電話を使う時に、どうしたら良いのか??
親が一番悩むところだと思います。
筆者が10年前、息子のスマートフォン利用について、こしがや子育てクワイエで「みんなどうしてる? 子どもの携帯やスマホ、インターネットの利用」という記事にしました。
この記事にも記載しましたが、主に以下の10項目でルール作りすると良いです。
① 使用時間と使用場所
② フィルタリング必須
③ 会員登録のルール
④ セキュリティ対策
⑤ 書き込み・投稿のルール
⑥ アプリ・ソフトのダウンロードのルール
⑦ ネットで知り合った人との接触
⑧ 利用状況の定期的確認
⑨ 困ったら、即相談
⑩ ルール・約束を守れなかったら
自分たちで決めるのが難しい時は、携帯電話各社でもルール決めの参考になるページがあります。
KDDI スマホ・ケータイ安全教室「スマホ・ケータイファミリーガイド on WEB」
SoftBank 全国統一スマホデビュー検定「親子でつくるスマホルールリスト」
ただ、ルールがたくさんありすぎても、こどもが守れなかったり、親も把握できなかったり・・・
ほどよい内容・量で、親も子もしっかり理解して運用できることがベストです!
ルール作りで気を付けること①こどもの要望を確認、互いに納得する!
では、実際にルール作りをする際のお話です。
ルールを作る時、お父さん・お母さんは、お子さんの要望を聞き入れていますか?
実は、このお子さんの要望を聴く姿勢がルール運用で重要になります!
ルールを決める時は、
- そのルールの目的や意味がはっきりしているか?
- そのルールで親も子も納得できるか?
- そのルールを守れなかった時にペナルティはどうするか?
例えば、使用時間や使用場所では、お子さんは夜遅くまで使いたい!
自室で使いたい!などの要望が多い方思います。
筆者の家庭でも、中学生になるタイミングでスマートフォンを使うようになり、23時まで使わせて欲しいと。
親としては、夜遅くにスマホをいじっていると、夜更かしになるため認めたくない気持ちも。
ここで、息子と話し合いをし、なぜそのような希望を出すのかを聞きました。
塾から帰ってきてからのタイミングで、翌日の学校活動に関する連絡をするかもしれない。
寝る前の少しの時間に、スマホを楽しみたい。
大人だってのんびり時間で好きなことしたい気持ちありますよね、それと同じだと息子の気持ちを理解。
息子の要望を聞き入れました。そして、23時になると、ロックが掛かり使えなくなる設定にしました。
親が一方的に決めた訳ではなく、こどもの希望も聞き、互いに納得できる内容でルール化する。
こども自身も自分が要望した内容を受け入れて貰えることで、ルールを守ろうという姿勢が出てきます。
また、親が自分の話を聞いてくれたことは、スマートフォン・携帯電話利用で困った時、親に相談してみよう!という気持ちにも繋がっていきます。
筆者の家庭でも、インターネットやSNSで何かあれば、親に相談する姿勢がずっと続きました。
ルール作りで気を付けること②ペナルティを課したなら実行する!
こどもの要望や親の気持ちなど、互いに納得する点を見極めてルールを作ります。
しかし、ルールを実施していく中で、守れないことも出てきます。次はその時のお話です。
ルールを守れなかった時のペナルティを課したら、親は必ず強い気持ちを持って実行していますか?
実は、ペナルティを実行する親の強い覚悟がルール運用で重要になります!
例えば、ルールを守れなかったら、1週間スマホ禁止!などのペナルティを課しているご家庭は多いかと思います。
筆者の家庭でも、一定期間の取り上げをしていました。その時、必ずルールで決めた期間を取り上げて、こどもにも分からない場所へ仕舞い込んで、徹底的にペナルティを実行しました。
ルールが守れなかった時に取り上げるのが面倒だったり、決めたルールではないタイミングで返却したり・・・
大目に見よう!と親の甘い態度が出ると、こどもはそれを見抜き、徐々にルールを守らなくなります。
ペナルティを課したら、強い気持ちで親も実行する。親の本気度を見せます!
筆者の家庭では、一定期間取り上げて、それでも改善が見られない場合には、第二段階のペナルティを決めていました。それはSNS等のアカウント削除。
母の本気度が分かるせいか、第二段階ペナルティに及ばないよう息子本人も気を付けていました。
正しく使う人になる!
海外では、SNS使用を規制する国も出てきました。
規制して使わないことが、果たして大人になった時に正しくSNSを使う人になれるのか。
筆者個人としては、使いながら危険なことを感じる・意識することも大事だと思っています。
『正しく恐れる』この姿勢がこどもを成長させると感じています。
また、大人も分からないことがあれば、こどもと一緒に学ぶ姿勢も大事です。
親が分からないから・・・と回避していると、こどもは頼らなくなります。
一緒にやってみよう!が親子の信頼関係になりますから、ぜひ、お子さんと一緒にトライしてみてください。
スマートフォン・携帯電話利用の低年齢化なので、お子さんが小さいご家庭では、スマートフォンの利用はまだ先だ!とは思わず、例えば、ゲーム機の利用などでルール作りをして、それが基本となって、スマートフォン・携帯電話ルールに移行していくと良いですね。
また、越谷市では、中学校の生徒会がスマートフォンや携帯電話の利用について、オンラインで集まり、考えて、ルールを決めています。
中学生が自ら考えて決めている「8つの共有ルール」。
これをもとに、ご家庭で話し合って、各ご家庭に沿った内容のルールを決めても良いですね。

GIGA KOSHIGAYA「資料1スマホ・携帯共有ルール(PDF:983KB)」
どこのご家庭でも、悩ましいスマートフォン・携帯電話利用だと思います。
しかし、これからの世の中、デジタル機器と共存する時代になります。
だからこそ、親子揃って、実り多いスマートフォン・携帯電話ライフにしたいですね。
どこかのご家庭で、この記事がお役に立てたら、嬉しいです。
(2026年5月 byクワイエメンバー マユ)



