越谷市新庁舎内の議場を見学
2023年8月、議会事務局にご対応いただき、新庁舎内の議場を見学させていただきました。
一般ではこんなに近くで観ることができない部分も見学でき、議会運営に興味を持つきっかけになりました。
越谷市議会とは・・・
選挙で選ばれた市民の代表者である議員が、市民の要望や意見をくみ取り、市政に反映させる役割がある。
市長は、議会の決定に基づいて、市政を行っている。
定員32人で任期は4年。
現在の任期は、令和5(2023)年5月14日から令和9(2027)年5月13日まで。
議会開催について
毎年3月、6月、9月、12月の年4回、定例議会があり、状況に応じて臨時議会もある。
議場について
この議場は、令和3(2021)年5月から使用。
傍聴席を合わせて314平方メートル。
外からの騒音が議論の妨げにならないよう窓がない。
議場正面の一番高い席は、議長席。
議長席の隣は、議会事務局長席で、議長のサポートを行う。
議長&議会事務局席の両隣に3列ずつある席は、市長、副市長、教育長や各部長席。
市長をはじめ3列に着席するメンバーは、議員の質問に対して、回答や説明をする。
議長席前にあるのは、演壇。
演壇は、議員の質問に対して、市長などの3列着席メンバーが自席から移動して説明を行う場所。
議員席の席順は、会派ごとに固まって、着席している。
氏名表(黒い札)を出席したら立て、これがモニターと連動し、出席人数にカウントされる仕組み。
出席人数は、デフォルトで議長は出席しているとカウントされ、常時1名は出席と表示される。
議員が市長等へ質問する場合には、質問席に移動して質問を行う。
質問席では、資料提示ができる書画カメラあり。
議場内の椅子は、議長席を除いて、キャスター付きの椅子である。
これは、地震が起きた場合に机の下へ身を隠しやすい工夫。
演壇や質問席は、身長や車椅子利用を柔軟に対応できる仕様で、机の高さを自由に変えられる。
中継カメラは、議場内に4台設置。
議長席側(前)には、左右と中央に各1台。傍聴席側(後ろ)は中央に1台。
モニターは、議場内に4台設置。
出席議員数、質問時間の残り時間、評決内容、議員が提示する資料などを映し出す。
評決表示では、賛成・反対などが色別で表示される。
傍聴席では、車椅子の利用者も可能。場所は、議長席に向かって左側にスペースあり。
親子傍聴席は、ガラス張りの部屋として独立している。
防音構造なのでお子さんが騒いでも議会運営に影響が無いし、議会場の音声はスピーカーから流れる。
靴を脱いで、ソファーに座ってゆったり傍聴できる。
議場見学に参加してみてクワイエメンバーの感想
【やまぴー】
写真を見ただけでは分からない種々の機能を、細かく説明して頂きました。
議長席と並んだ端の方に操作卓があり、発言する議員のマイクのスイッチをいれたり、その映像を場内のスクリーンに映し出すスイッチを入れたりと、細かな作業を職員がしているとの事です。緊張する仕事だと思います。
傍聴席は、アクリル板でしきられており子どもと一緒に傍聴できる母子室や、車椅子の人が傍聴できるよう工夫して環境作りをしていました。
見学してみて、具体的にどのように議会が進行していくのか、一度傍聴席に座ってみたいと思いました。
【ゆきだるま】
新庁舎に立ち入ると何もかもキレイで新しかったです!
そして、その中でも年に数回しか使用されない議場は、キレイなことはもちろん、最新機器を備え、とても特別な場所と感じました。越谷市民を代表する方々がこの場で大切な決定をされているかと思うと身の引き締まる思いがしました。
【fika】
新しい議場はきれいで安全に配慮されているだけでなく、市民が市政に関心を向けやすいように設計されていました。親子傍聴席は嬉しい驚きです!今回の見学で、市議会が少し身近に感じられるようになりました。
【マユ】
設備が充実していて、議場運営がしやすい工夫がされていることが分かりました。
また、老若男女が傍聴することに不自由が無いように配慮があるので、もっと市民は積極的に議会運営を観に行ったら良いと思いました。
(2023年9月 by クワイエメンバー:やまぴー、fika、ゆきだるま、マユ)