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越谷市 Koshigaya City

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更新日:2014年9月10日

ページ番号は58565です。

シンガーソングライター 藤村智史さん

 「愛」の歌を歌う、シンガーソングライターの藤村智史さん。越谷で過ごした少年時代に歌手への夢を育み、地元の高校でバンド活動に熱中したのが、音楽人生の出発点でした。昨年6月にCDデビューし、活動の幅をより広げている藤村さんにお話を伺いました。
(広報こしがや季刊版平成17年冬号に収録)

夢を育ててくれたこのまちで、感謝の気持ちを込めてコンサートを開きたい

 ビートルズの曲が流れる家庭に育ち、小さいころから音楽に親しんできた藤村さん。野球やバスケットなどスポーツに熱中すると同時に、歌手への夢を育む少年時代を送りました。
 「小学5年生のとき、チャゲ&飛鳥さんの歌に大きな感動を受けたのが、真剣に歌手を目指すようになったきっかけです。『自分も人の心に響く歌を歌いたい』と強く思いました」
 高校生になり、バンド活動を始めるとその想いはますます強くなることに。高校を中退して音楽専門学校に入学、アルバイトをしながら歌一筋に取り組む日々を送ります。コーラスグループ「サーカス」の元メンバー・卯月節子さんに才能を認められ、活動の幅を広げていきまし出会ったゴスペルでした。
 「そのころ、歌うことにどこか慣れてきた自分がいて、歌う意味をもう一度見つめ直したい、そんな想いでニューヨークに渡りました。そこで出会ったゴスペルに、今までに経験したことのない衝撃を受けました」
 黒人の歴史から生まれたゴスペルは、辛さや悲しみを喜びや愛に昇華させた魂の叫び=「歌の原点」というべきもの。そう感じた藤村さんは強い衝撃と同時に、シンガーソングライターとしてのテーマを発見したといいます。
 「伝えたいのは、人と人をつなぐ愛。自分が書いた詩で、自分の中から生まれたメロディで愛を表現する。自分のやりたいことがはっきり見えました」
 帰国後は、日本のゴスペルの第一人者・亀渕友香さんに師事。ゴスペルグループ「ザ・ボイスィズ・オブ・ジャパン(VOJA)」に参加する一方、シンガーソングライターとしてライブを開催するなど積極的に活動し、昨年CDデビューを果たしました。
 現在は都内に暮らし、曲作りやライブで忙しい毎日を送る藤村さん。かつては越谷の花火大会によく出かけたそうです。今は、時間を見つけて越谷を訪れ、かつての音楽仲間や友人と旧交を暖めているそうです。
 「懐かしい顔に会って音楽の話をしたり、子どものころ遊んだ公園や学校の周りを通りかかったりすると、このまちが自分と自分の夢を育ててくれたことを実感します。感謝の気持ちを込めていつか越谷でコンサートを開くのが夢です」

 また、藤村さんは2004年に開催された第4回全国障害者スポーツ大会「彩の国まごころ大会」の開会式でVOJAの中心メンバーとして歌う機会を持ちましたが、個人としても歌を通して社会に関わる活動に関心があるそうです。
 「自分が歌うことで、社会に役立つことができたら、という思いがあります。ニュースで弱い存在の子どもが犠牲になる事件が目立つなど、今ほど愛が不足し、必要とされる時代はないと感じているのも理由です。歌うこと、行動することで愛の大切さを伝えていきたいですね」

プロフィール

 1979年屋久島生まれ。小学2年生のとき越谷に転入し、越ヶ谷小・南中学校を経て越谷南高校に進学。歌手を志して同校を中退し、音楽専門学校に入学。卒業後、単身でニューヨークに渡り、ゴスペルに出会う。現在、シンガーソングライターとしてライブ活動を行うかたわら、ゴスペルグループのメンバーとしても活動中。2004年6月、「June Bride〜ひとひらの奇跡〜/Amazing Grace」でCDデビュー。

広報こしがや季刊版平成17年冬号に収録

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ファクス:048-965-0943

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