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越谷市 Koshigaya City

更新日:2021年8月13日

ページ番号は58418です。

越谷ひな人形

越谷ひな人形とは

(ひいな)遊びは、平安時代には、上流貴族の子女の間で広く行われていましたが、現在のようなひな人形は、江戸時代の享保年間(1716年〜1736年)に、京都の菱屋次郎左衛門によって考案されたのが始まりといわれています。
 このひな人形は、宝暦年間(1751年〜1761年)に江戸にもたらされ、たちまち江戸市民の賞賛を得て大流行しました。その影響を受けて、ひな人形は江戸の人形師の手によって改変を加えられながら、京風とは異なる独自の優美さを持つひな人形として発達してきました。
 最初のひな市は、江戸の 十軒店 (じっけんだな)(今の日本橋室町)を中心として、尾張町、浅草茅町、池の端仲町、麹町などで開かれていました。越谷ひな人形の起源は、今から200年以上も遡る安永年間(1772年〜81年)に、越ヶ谷新町の「会田佐右衛門」という人がその十軒店で製法を学び、越谷の地で製作を始めたことに由来するといわれています。
 その後、越谷ではひな人形づくりが盛んになり、ひな人形を扱う店が多数軒を並べるようになりました。そして、江戸の十軒店、鴻巣、越谷で開かれるひな市は「関東三大ひな市」と呼ばれるまでになりました。
 その隆盛は明治時代に至っても続き、多く産出される人形の中には、「越谷段雛」、「越谷練り雛」、「越谷一文雛」という固有名詞のついたひな人形が3種類もあったそうです。このように特定地域の名が冠されて呼ばれるひな人形があることは、質量とともに越谷の人形造りが秀技なものであったことの裏付けであるといえます。
 越谷ひな人形は、昭和58年に埼玉県の伝統的手工芸品として指定されています。

越谷ひな人形の特徴

 越谷ひな人形は、気品にあふれた優雅な顔立ちで高く評価されています。
 かつては胴、顔、頭、手足などの人形の各部位が他の地域に依存することなく越谷で製作されていましたが、近年、高齢化や後継者不足などにより廃業する事業所もあるなど、技術の継承が課題となっています。

越谷ひな人形組合

以下の事業所が「越谷ひな人形組合」に加盟しています。(組合長 有限会社 栗原木工所)
「越谷ひな人形組合」には、「越谷甲冑」の事業所も含まれます。
購入等については、各事業所へお問い合わせください。電話番号の市外局番は「048」です。

 
事業所名 住所 電話番号 小売
(有)会春人形店 越谷市越ヶ谷2-7-4 962-5897
(有)朝比奈 越谷市新川町1-52 987-9144
植木屋人形店 越谷市越ヶ谷2-7-3 962-1783
(株)大越忠製作所 越谷市神明町1-39-2 962-1166  
(株)柿沼人形 越谷市新越谷1-21-11 964-7877
菊地兜製作所 越谷市大林453-3 974-3299
木村展治房店 越谷市恩間637 975-0938
(有)人形キムラ本店 越谷市越ヶ谷2-5-20 966-5111  
(有)栗原木工所 さいたま市岩槻区釣上新田214-3 791-4450  
(株)佐倉製作所 越谷市東町3-205-1 988-1371
(有)ソーコー島田人形 越谷市東越谷2-4-6 962-2336  
(有)かざりや 越谷市越ヶ谷5-4-56 964-1525  
(有)高橋ケース製作所 越谷市袋山86 974-7431  
ひな源 越谷市赤山本町4-3 967-1117
マルヤ人形店 越谷市越ヶ谷1-9-16 962-2531
黒田人形製作所 越谷市大沢2-15-15 975-8329  
森製作所 松伏町築比地45-4 992-4800
(有)峯岸製作所 越谷市宮本町3-129-2 962-9059  

このページに関するお問い合わせ

環境経済部 経済振興課 地域産業推進室(第三庁舎4階)
電話:048-967-4680
ファクス:048-963-9175

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