都うちわ(千鳥うちわ)

更新日:2021年7月7日

都うちわとは

都うちわは日本の三大うちわ(京都の京(きょう)うちわ、香川の丸亀(まるがめ)うちわ、千葉の房州(ぼうしゅう)うちわ)の京うちわの別名で、扇と柄(持ち手)の部分が別々に作られる特徴があります。
江戸時代初期、小笠原弥七(おがさわらやしち)が京都から江戸に職人を呼び作り始めたと言われており、見慣れた丸い形の丸型と、柄の部分が千鳥(ちどり)の形をした独特の千鳥型があります。
越谷市在住の加藤照邦(かとうてるくに)さんが作る都うちわの材料となる竹は5、6年を経た真竹で、紙は上質和紙が使用されています。すべて手作りで一つ一つ丁寧に仕上げているため完成には半年ほどかかるそうです。
都うちわは手に取ると軽く、扇(あお)げばしっかりとした風が来ますが、見た目が美しいので観賞用としても楽しまれています。

ホタルの絵柄の都うちわ

ホタルの絵柄の都うちわ

伝福連携について

施設でうちわを作る作業風景

関東で最後の都うちわ職人となった加藤照邦さんが、後継者のいない状況で引退を考えていた頃、自らも伝統工芸の職人となることを決意した藤田昂平(ふじたこうへい)さんは、加藤さんのうちわ作りの技術を継承し、新たな「伝福連携」による活動を始めました。
「伝福連携」は障がい者が伝統工芸品に関する産業の担い手となり活躍する仕組みのことで、藤田さんは後継者がいない伝統工芸の技術を福祉との連携で守っていこうという活動をクリエイティブシェルパという団体を立ち上げ行っています。
都うちわの材料である和紙、木製の柄(持ち手)の加工、竹骨は全国各地の施設での分業によって作られており、それぞれのパーツが東京都内の施設で組み立てられ、都うちわとして新たな価値を創出しています。
この取組みは、2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。

お問い合わせ

環境経済部 経済振興課 地域産業推進室(東越谷一丁目5番6号(産業雇用支援センター内))

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