野生復帰に向けた播種実験~コシガヤホシクサの野生復帰を目指して

更新日:2019年4月23日

越谷市では、「越谷」の名を持つ貴重な植物であるコシガヤホシクサを越谷で野生復帰させる取り組みを進めています。市では専門家や関係機関と検討・協議を進めた結果、平成26年(2014年)から、野生復帰に必要となる生育条件のデータ収集などのために、葛西用水路で播種実験を行っています。

これまでの実績

平成26年~平成29年(2014年~2017年)

用水の川底を実験区画として、2~3月に種をまき、その後4月に用水が入る前には発芽していました。用水が入った後も水中調査を行い、6月頃までは生存を確認できましたが、その後見られなくなっています。毎年、種子の数を増やしたり、水流や水生生物の影響を抑止するネットを外周に設置するなど条件を変えていますが、同様の結果が続きました。
一方、葛西用水路のショウブ田の一部に整備した見本園では、開花し種子を残すことができました。

水中で生育するコシガヤホシクサの写真 水中で育っているコシガヤホシクサ

見本園のコシガヤホシクサ開花写真 見本園で開花するコシガヤホシクサ

平成30年(2018年)

実験区画を川底より高くして木枠で囲み、より生育しやすい環境を整えました。その結果、用水が入った後も順調に育ち、実験では初めて開花し、種をつけることに成功しました。

実験区画の写真 6月の実験区画。高さを2段に整えました。緑色に見えているのがコシガヤホシクサ。

実験区画の拡大写真 9月の実験区画の拡大写真です。白い粒のように見えているのが花です。

今年の実験

前回実験に加え、次の点について条件を変えた区画をつくり、実験を行っています。
(1)前回こぼれ落ちた種子をそのまま使い、種まきを行わない
(2)より川底に近い高さにする
(3)散水を行わない

2019年実験区画写真 今年の実験区画の写真

写真の実験区画のほか、今年もショウブ田の一角の見本園に種をまいています。4月現在ではまだ小さく、観察はできませんが、6月ごろからは、ご覧いただけると思います。

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