9月2日、埼玉県越谷市、松伏町、千葉県野田市を竜巻が襲いました。
私の実家にも竜巻が直撃して大きな被害を受けました。
慣れ親しんだ当たり前の風景が竜巻によって一瞬で変貌し、
大事な人達が深く傷付きました。
簡単に不安は解消されませんが、同じ悲しみを繰り返したくなくて
私にできる事は何かと考えた結果、
経験を踏まえた上で竜巻の対策対処方法をまとめてみました。
竜巻が起こる兆候
- 急に周囲が暗くなる
- ひょうが降る
- 雷がなる
- 気圧の変化によりキーンという音や耳鳴りといった耳の異常を感じることがある
- 雷も竜巻も積乱雲が主な原因なので、雷をともなう突風や雷注意報にも注意する
竜巻の移動速度は速く、兆候を感じてから遭遇するまで一瞬であるため
警報が出たら軽視することなく対策をしましょう!
実際に竜巻が近づいてきたら・・・
屋内に居る場合
- 風の影響を受けにくい屋内の最下層に移動する
- 窓、雨戸、シャッターを閉めてカーテンをかける
- 丈夫な机の下で身を小さくして頭を保護する(布団をかぶるのも有効)
- 戸締りをする時間がない時は、押入れやクローゼットなど窓のない場所へ避難する
→ 飛来物でガラスが割れて怪我をするケースが多いため
屋外に居る場合
- 飛来物に注意をして鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物に避難する
- 周りに建物がない場合は、近くの水路やくぼみに身を伏せ、頭を保護する
下記のような場所は、避難場所として適しません!
◆車庫、物置、プレハブなど建物
◆橋、陸橋、電柱、太い樹木などの下
◆自動車やトレーラーハウス
日頃から竜巻に備えて・・・
飛来物への対策
雨戸やシャッターはとても有効です。
しかし、最近のご家庭で雨戸やシャッターは、防犯の役目が主で
二階などは設置していない事が多くあります。
機能性、デザイン性から天窓や高窓のあるご家庭も多く、
すべての窓に雨戸やシャッターの施工をするのも困難です。
そんな時は、硝子面の内側に貼る事で割れたガラスや飛来物を
室内に入れるのを防ぐ飛散防止フィルムという物があります。
ホームセンターで取り扱っている店もありますし、
ガラス屋さんや地元の工務店さんに相談してみて下さい。
防災用品に追加したい物および手元にあったら便利な物など
- ほうき
→ 停電時に掃除機が使えない場合でも掃除して居場所を確保できる - コロコロ(粘着シートを巻いた掃除用具)
→ 乾いている場所なら小さなガラス片などを除去できる - アウトドア用のランタン
→ 停電時の灯りとして、またガス漏れなどでロウソクの使用が出来ない場合に利用 - 園芸、造園用の金属製クマデ
→ 瓦礫を除去する時に利用,木製だと瓦礫の重さに耐えられないため - 厚手のゴム手袋
→ ガラスなどの危険物から手指を保護する - 防災ラジオ
→ 竜巻は電柱を倒し電線を切るので、高確率で停電が予想されるため,情報収集にラジオは必須 - 防水シート
→ 普通のブルーシートを屋根などに覆っても雨が降った場合は雨漏りするため - 越谷cityメール配信サービスの登録
→ 今回の竜巻でも瓦礫の受け入れ情報、ブルーシートやロープなどの配布情報等、配信される
他にも災害・防犯・防災行政無線、健康・医療、市政情報・お知らせ、イベント案内、子育てなど、
幅広いコンテンツで配信があります。
携帯電話にも配信されますので、お持ちの方は是非登録を~!
https://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi_shisei/shisei/koho/mail_sns/citymail.html
こちらでご紹介したのは、ほんの一例です。皆さんが少しでも竜巻に興味を持ち、対策することで未然に防げる事が多々あります。実際に竜巻は越谷で起こったという事を忘れないで下さい。
竜巻の被害があった大杉つくし公園
季節ごとに野の花が咲き何十年も地元の子から広場と呼ばれ愛されてきました。
竜巻で一時は悲しい姿になりましたが、徐々に元気を取り戻しつつあります。
吸引車や作業員さんの手で危険な瓦礫やガラス片を1つ1つ除去していました。
一日も早く子ども達が安心して遊べる広場に戻りますように。(^_^)
(2013年10月 by クワイエメンバー ミサペイ)