寒さが厳しくなると様々な菌が流行り、あっという間に感染拡大!
発熱、嘔吐、下痢、咳、鼻水・・・・・ 等々、親は右往左往しますよね。
そこで、子どもが病気になった時の対処法について、クワイエボランティアの経験談をご紹介します。
尚、お子さんの体質や体調などの個人差によって現れる症状も変わります。
こちらに記載の内容は、あくまでも経験談です。
お子さんの体調をしっかり観察して、専門家の診断が必要と感じたら、必ず病院を受診してください。
子どもが病気の時、どう対処しますか? ~経験談を大公開!~
ホームケアはどんな事をしている?
鼻水がある場合
- 値段の高い柔らかいティッシュを用意する
- にんにくやニラ、ねぎの入った栄養価の高い献立にする
- 「ママ鼻水トッテ」などのスポイトタイプの器具を使って鼻水をマメに吸い取る
→ 吸い取った鼻水から菌やウィルスが親の口に入る可能性もあり、 医療用鼻水吸引器を購入! - ミスト吸入器で鼻炎が楽になった!
→ A&D 超音波細霧吸入器 ホットシャワー5 - アロマディフューザーを使ってアロマ&加湿
- 寝苦しそうな場合、ヴィックスヴェポラップなどの塗り薬を胸に塗る
咳がある場合
- 呼吸器系に良さそうなエッセンシャルオイルを焚く
- アロマディフューザーを使ってアロマ&加湿
- 部屋を加湿し、マスクをつける
- 枕の下にクッションなどを入れて高くして寝かせる
- はちみつ大根を飲ませる
熱がある場合
- 太い血管がある「わきの下」「首の後ろ」「足の付け根」を冷やす
→ 小さな保冷剤をガーゼに包み、ストッキングやタイツに入れると体に固定しやすい
→ 足の付け根を冷やすために大きめの保冷剤をタオルに包んでパンツに挟むことも・・・
→ 冷やす目安としては38.5度以上 - 太い血管がある部分は冷やすが、お腹まわりは冷やさないように腹巻き
- イオンドリンク等を飲ませる
- 水分を取り、食べられるものを食べる
- 食欲がない場合、おかゆ、ゼリーやプリン、アイスクリームをあげる
- 高熱であっても元気がある場合、解熱剤を使わないことが多い
【関連記事】熱を取ってくれる葛粉を使ったレシピ!
風邪のひきはじめのあったかドリンク
嘔吐がある場合
- 吐き気がある場合は何も与えない
- 氷一粒,ペットボトルのふた位の分量の水分を口に入れて、吐き気の判断
→ それでも吐いたら、しばらく何も与えない - 吐き気が治まってきたら、消化に良いものを少しずつ
●人肌に冷ました白湯を少しずつ飲ませる
●白湯が取れるようになったら、りんごをすりおろした汁
●すりおろしりんごが取れるようになったらバナナ
下痢がある場合
- とにかく水分を取る
- 子どもがお腹が空いたと言うまで食べさせない
- 少量でカロリーが摂れるカステラやプリン等を与える
- 脂っこいもの、刺激物は控え、お腹にやさしい献立にする
- おむつかぶれやトイレで用が足せる年齢では拭き過ぎによる痛みがあったら、お風呂場のシャワーで洗う、または、トイレのウォシュレットで洗う
→ 上記を痛がる場合、空になった食器用洗剤容器にお湯を入れ、ピュッとお尻にお湯を掛けて洗う
【関連記事】胃腸の調子を整えてくれるレシピ!
梅醤番茶で体ぽかぽか、忙しい師走を乗り越えよう♪
症状に関係なく共通
- 早く寝かせる
- 就寝時は、必ず腹巻きを着用
- マニアックですが、鍼灸院に通って小児はり
→ 小児はりは赤ちゃんから就学児、中学生もできます
夜泣き、疳の虫、おねしょの治療などが有名 - 子どもにアレルギーがあるので、日常的に空気清浄機を使用
→ こまめに掃除をしないとカビが発生する危険あり。エアコンと共に頻繁に掃除が必要 - 病中食事には、時短できる「早茹でマカロニ」がとても便利!
→ 短時間で完成し、カットする手間を省け、高カロリーで、いろんなソースとも相性が良い - 風邪ひきそうだな~と思ったら、CCレモンなどの飲料をコップ1杯!(気休めかもしれませんが・・・)
病院の診療時間内と時間外では、受診判断は異なる?
- 翌日が休診日になる場合には、診療時間内に受診を心掛けている
- 集団生活に入っている子どもの場合、インフルエンザや溶連菌などの感染症の流行時は早めに受診する
- 症状が重なって辛そうな時、いつもと様子が違っている時などは、診療時間外でも積極的に受診する
→ 水分が取れない、おしっこが出ない、グッタリしている、息が上がって目の焦点が合わない - 一般的な病院の診療時間外となる夜間は、「越谷市夜間急患診療所」を利用する
- 夜間急患診療所が終了してしまった真夜中は、越谷市立病院の救急に電話をして指示を仰いだりする
- 発熱の直前、または、熱が上がり始める時の身体の変化を見極め、状況によってはすぐに受診する
→ 手を握ったり、抱っこした時に身体が異常な熱さになっている
→ 耳の裏が痛い
→ いつも温かい足の裏がものすごく冷たくなる
→ 頭が痛い、急な高熱(39度以上)、悪寒
病院にかかるときに気をつけていることや準備していることは?
- 親も子も必ずマスク着用
- かかりつけ医を複数持っておき、症状によってどの病院に行くか決める
- 診療時間外であったり、初めて行く場合は、必ず電話をしてから出掛ける
- 症状を正確に伝えるため、時系列で子どもの体調をメモしておく
- 嘔吐や下痢の場合は、その状況を携帯やスマートフォンで撮影しておく
→ おむつの場合は、汚れたおむつを持って行く - 出先で汚すと困るので着替え一式を持って受診する
- 下痢がひどい場合は、おむつが取れていてもおむつを着用させる
- 予防接種などもかかりつけ医で受けて、一貫して診て貰っておくといざという時に安心
- 嘔吐がある場合、どんどん捨てられるよう趣味でない服やシミになってしまった服などをストックして着用する
- 嘔吐がある場合、子どもに「ビニール袋に吐いて」と言っても難しいので、古くなったバスタオル、シーツをストックして利用する
ボランティア自身が困った体験談
- 一泊で実家へ帰省した際、保険証を持って行かなかったら、思いっきり発熱!
→ それからは短い外出であっても保険証を携帯
「こども医療費支給制度」 - 抱っこしている最中に背中へ嘔吐されて処理にすごく困った!
- 子どもが大きくなってから体重を聞かれた時に間違えてしまい、慌てて薬局に電話をして確認したことあり!
→ 体重によって薬の量が違うから気を付けないと・・・ - 子どもからヘルパンギーナがうつり、重症化!
高熱,喉が焼けるようで唾も飲み込むのも辛いなどの苦痛で眠れないまま一晩明かす!
→ 子どもの感染症で大人は重症化することがあるので要注意 - 子どもからおたふく風邪がうつり、重症化!
→ 大人自身の予防接種歴も確認しましょう - デパートのオムツ替えコーナーでウイルス性の胃腸炎に感染、母子共に嘔吐下痢で寝込む!
→ 流行時の外出は要注意・・・ 遊んだ後は除菌シートで口の周りと手を拭き、マスクは着用 - 嘔吐の時、水分補給と栄養補給と思い、野菜ジュースを飲ませたら再び嘔吐したときジュースの色であたりが汚れてしまった!
→ 無色なモノから飲ませよう・・・ - 病院で出される処方箋が間違っていることもある
→ 医局で出された薬が、診察してくれた医師の説明と違っていた!
医局に確認してもらったところ、前に診察した人の薬が処方箋が記載されていた・・・
それ以後、診察時には、どのような診察がされ、薬を処方されるか、覚えておくようにしている
参考にしている本やホームページ
- 東城百合子『家庭でできる自然療法:誰でもできる食事と手当法』あなたと健康社
- 永谷義文『痛いの痛いのとんでけ:生まれてから3歳までの赤ちゃんマッサージ』雄渾社
- 日本外来小児科学会『お母さんに伝えたい子どもの病気ホームケアガイド』医歯薬出版
- 吉崎達郎・明橋大二『子育てハッピーアドバイス「知ってて良かった」小児科の巻』1万年堂出版
- はらこどもクリニック院長・原朋邦『よくわかる赤ちゃんの病気と予防接種』主婦の友社
こちらに記載の内容は、あくまでも経験談です。
お子さんの体調をしっかり観察して、専門家の診断が必要と感じたら、必ず病院を受診してください。
母親のお子さんに対する「何かヘン! 何か違う!」という感覚は、 当たっていることが多いです!
普段の様子と違う変化を見逃さないことが上手く対処する一歩ですね。
また、看病疲れやお子さんから病気が移って、親がダウン!もよくあります。
お子さんの具合が悪い時ほど、大人も身体を労わって過ごしましょう。
関連記事
子育ての疑問や悩みって“みんなどうしてる?” ココで解決策が見つかるかも?!
(2017年2月 クワイエメンバー by マユ)