「災害=避難所」と結びつけてイメージすることが多いですが、被災後に必ずしも避難所へ行くことになるとは限りません。
もし今お住まいの家が、災害後も居住し続けられる状態であれば、そのまま「在宅避難」という形を取ることがあります。
そこで今回は、「ライフラインが断たれたまま自宅で過ごす」を考慮に入れた我が家の防災用品選びと、普段使っているものの中から、非常用グッズとして使えそうなものをピックアップしてみました。
【まずは片付けから】清掃作業を行う時の備品
まずは家の内外に散らばったものを片付けて、安全を確保することが必要です。
ガラスや金属片、プラスチックなどの危険物が散乱した場合や、ご近所周りや共有部分の清掃をすることも考えて、備品を準備しました。
【ヘルメット】 |
【耐切創用手袋】 |
【踏み抜き防止中敷き】 |
【そのほか、家にあるもので利用できそうなもの】 |
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水が止まった場合の備品
断水した時に大変になるのが、
(1)飲料水が不足する(2)トイレの水が流せない(3)お風呂に入れない
の3つと言われています。
また、ちょっとした手洗いなどが自由にできないのもストレスになるようです。
トイレの処理方法は、お風呂の残り湯などで流す方法が言われていますが、地中で配水管が破損している場合は、水が逆流してきたり、集合住宅では、低層階のトイレから汚水があふれる場合がありますので、上下水道の復旧が確認されるまでは、安易に流さないことが基本となります。
【備蓄用の水】 2L×12本。大人が必要な水の量は1日約3Lと言われているので、4人家族の我が家はあと1ケースはほしいところですが…水は場所を取りますね(汗)。 |
【非常用トイレ】 すぐに固まる超吸水ポリマーの粉末タイプ、50回分×3個(4人家族で約1週間分)。便器にかぶせて使うための黒いゴミ袋(45L)も100円ショップで買いました。 |
【そのほか、家にあるもので利用できそうなもの】 |
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電気が止まった場合の備品
電気は一般的に、最も早く復旧するライフラインと言われていますが、精神的・治安的なものも考えて、身の回りはできるだけ明るくしておきたいですよね。
また、情報の入手や通信手段として欠かせない、スマートフォンのバッテリー切れは、極力避けたいところです。
【ランタン】 パワーが長持ちする電池式で、なるべく明るいもの(1000ルーメン)を選びました。このほか、モバイルバッテリーにもなる、充電式やソーラー式のものも販売されています。 |
【モバイルバッテリー】 一度のチャージで、なるべく多くの充電が行えるように、大容量(2万アンペア)のバッテリーを選びました。いざという時すぐ使えるように、数ヶ月に1回フルチャージしておく予定です。 |
【そのほか、家にあるもので利用できそうなもの】 |
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ガスが止まった場合の備品
ガスは、電気・水道に比べて最も復旧に時間がかかるライフラインと言われています。
調理のためのカセットコンロや、ガスストーブ以外の暖房器具など、ガスを使用しないものを揃えておくと安心かもしれません。
【カセットコンロ】 カセットボンベも多めに。冬の間に安くなっているものを購入するという方法もあるようです。 |
【そのほか、家にあるもので利用できそうなもの】 |
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在宅避難に関するリンク
埼玉県のホームページ「防災マニュアルブック」
埼玉県防災マニュアルブック「自宅サバイバル編」 おすすめ!分かりやすく載っています
埼玉県防災マニュアルブック「家庭における災害時のトイレ対策編」
埼玉県防災マニュアルブック「命を守る3つの自助編」
慣れている場所で生活ができる在宅避難は、災害時のストレスを大幅に減らすことができるかもしれませんが、時々「ここが家族の避難所になっても大丈夫?」と視点を変えてみて、身の回りの品々を見返すことも必要かもしれません。
今回我が家ではいくつかの防災グッズを購入しましたが、家にあるものをその場で工夫して使えるのが、在宅避難の利点でもあります。
いざという時に備えて、ご家族で在宅避難の対策や工夫を考えたり、家で自主防災訓練にチャレンジしてみるもの良いですね。
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(2020年7月byクワイエメンバーfika)