「『ほっと越谷』を取材しました!<その1>~『男女共同参画』ってなんだろう?~」では、男女共同参画についてのお話を伺ってきました。
<その2>となる今回は、「ほっと越谷」の施設やイベントなどについて、引き続き土方所長にご協力をいただき取材を行いました。
■越谷市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」■ 越谷市大沢3-6-1 パルテきたこし3階(東武スカイツリーライン北越谷駅前) TEL:048-970-7411 ホームページ:https://hot.koshigaya-center.jp/ 開所日:火~土曜日(9:00~21:00)、日曜日(9:00~17:00) 休所日:月曜日・祝日(月曜日が祝日にあたる場合は火曜日も休所)、年末・年始(12/29~1/3) |
■「ほっと越谷」の役割とは
「ほっと越谷」は、男女共同参画社会推進のための越谷市の拠点施設で、<学習><交流><情報><相談>の4つの機能を持っています。
■<交流>ほっとできる穴場スポット「交流コーナー」と「情報ライブラリーコーナー」
「交流コーナー」はその名の通り、交流ができるスペース。読書や自習ができるほか、おしゃべりや食事もOK!大きな窓から電車がよく見えます。
「情報ライブラリーコーナー」は、静かに本を読んだり自習ができるスペースです。
■<情報>蔵書は約1600冊!貸出しもできます
本人確認のできるものがあれば、2冊2週間まで借りることができます。
市立図書館などでは扱っていない本も多く、震災関連の図書のコーナーもあります。
たくさんある絵本から、男女共同参画が学べる子ども向けの本をクワイエメンバーが4冊選んでみました。
絵本名 |
作者など |
この絵本のポイント! |
ピンクがすきってきめないで(講談社) |
文:ナタリー・オンス 絵:イリヤ・グリーン 訳:ときありえ |
黒色とクモとクレーン車が好きな「わたし」。フランスの作家が描いたポップでカラフルでクールな絵本です。 |
ようこそ こどものけんりのほん(白泉社) |
絵:えがしらみちこ 文:子どもの権利・きもちプロジェクト |
かわいらしい絵でわかりやすく、子どもが持つ権利を学ぶことができます。 |
性の絵本 みんながもってる たからものって なーんだ?(KADOKAWA) |
作:たきれい 監修:高橋幸子 |
体と心のことに加えて、自衛をするコツなどがわかりやすくコンパクトに書かれています。 |
絵本 アリーテ姫のぼうけん(学陽書房) |
原作:ダイアナ・コールズ 原画:ロス・アスクィス 訳・布絵本作成:グループ ウィメンズ・プレイス 布絵本撮影:松本路子 |
王子様なんかに頼らないもじゃもじゃ頭のお姫様、賢くて勇気のあるアリーテ姫のお話です。この絵本は絶版になっているので、この蔵書は超貴重! |
■<情報>チラシやポスターで、いろいろな情報を入手!
「ほっと越谷」でのイベントのほか、女性の自立をサポートするパンフレット、登録団体のチラシ架があり、たくさんの情報が入手できます。パソコンの閲覧もできます。
■<学習>これからの「ほっと越谷」のイベントは?
2025年度からは男性の居場所作りとして、「男性たちのしゃべり場☆ほっトーーク!」という講座が月に1回開催されます。
夜の静かな居場所作り、外へ出るきっかけ作りとして好評の「さんもくナイト」も引き続き開催していきます。
また、毎年恒例となっている「七夕フェスタ」は、6/24(火曜)から7/6(日曜)まで開催予定です。オープニングイベントは6/28(土曜)、夕焼けコンサートは7/5(土曜)を予定しています。
毎年夏休み中には、学校の自由研究にも役立つような楽しい企画を日替わりで開催する「こどもウィーク」を行っていますので、ぜひお子さんと一緒にお越しください。
■子育て世代の「ほっと越谷」活用法は?
・「交流コーナー」で電車を見ながらごはんやおやつを食べたり、絵本を読んだりして過ごす
・気に入った絵本を借りておうちでも読み聞かせ
・授乳室を借りる
・週に1~2回開催されているフェリーチェの「親子ひろば」へ参加する
・年間開催される約20講座はすべて保育つき(しかも無料!)なので、ゆっくり大人の学習時間を味わう
・仲間と団体を作り、団体登録(※下欄参照)をして活動を楽しむ
■「登録団体」とは何ですか?
「男女共同参画に関する活動を行っている団体」または「男女共同参画社会実現のため、市と協働して事業などを推進していく意欲を有している団体」で、団体登録要領に基づいて「ほっと越谷」に登録している団体です。
募集期間は毎年1月初旬から2月中旬で、登録期間は1年間、毎年更新が必要です。
登録団体になると、セミナールームの使用(月4コマまで無料)、印刷機の使用(年間1500枚まで無料)、作業室の使用などができます。
ご協力いただくこととしては、七夕フェスタ実行委員(講座、展示、設営など)への参加などがあります。
詳しくはホームページをご覧ください。
■取材後記
「男女共同参画」という言葉は知っていますが、実際どういうことなのかはぼんやりでした。でも、今回の取材で理解が進みました!
日常生活のさまざまな場面で関わっていて、こんなことも男女共同参画なんだ!と意識することが大事だと思いました。一人一人が意識して、世の中が変化していくことを願っています。(マユ)
「ほっと越谷」は会議や事業への参加で何度か利用させていただいたことがありますが、今日の取材では「男女共同参画」の意味や歴史・現状等のお話を聞くことで自分のあり方を今一度考える場となりました。
私の年代では、女はこうあらねばならないという固定概念が強い中、自分らしく生きるためにどんなステップを踏んだら良いかという示唆をいただいたような気がしています。
書籍コーナーやフリースペースなどの利用、各種事業への参加などで男女共同参画の意味をもっと学び、家庭内にも活かしていきたいと思いました。(やまぴー)
「男女共同参画」が日々の生活の中で常に関わっていることだと知りました。これからは、性別を引き合いに出さず人としてどうなのか?を考えようと思いました。
考える機会をいただきありがとうございました。(ゆきだるま)
(2025年3月 byクワイエメンバー マユ、やまぴー、ゆきだるま)