このページの本文へ移動

不登校の子どもへの支援

更新日:2024年3月6日

ページ番号は83101です。

「学校に行きたくない。」と子どもが言ってきたとき

お子さんが「学校に行きたくない。」と言ってきたら、保護者の方は戸惑い、学校に行かせた方がいいのか。
それとも、休ませた方がいいのか。と悩んでしまうのではないかと思います。
まずは、お子さんの思いをしっかり受け止め、なぜ行きたくないのかよく聞いてあげることが大切です。
お子さんの話の様子で、がんばって、行けそうだなと感じたら、背中を押してあげる声かけをしてあげてください。
学校に行くことへの拒否感が強く、どうしても難しそうだなと感じたら、「今日は、休もう。」と休養させてあげてください。
ただ、小学校低中学年の場合、自分の心の状態や原因をうまく言葉で説明することができない場合があります。
その時は、無理に原因を追究することなく、お子さんの様子や状態で、判断をしてあげてください。

判断に正解はありません。
大事な視点は、お子さんがSOSを出したことに対して、保護者が受け止める姿勢で対応することです。

登校を渋る原因として…

友達関係、学習、先生に叱られた事などにより学校に対して不安や恐怖を覚えてしまっていることも考えられますので、お子さんの現在の状況について担任の先生に一度相談してみるとよいです。
もし担任の先生に対する不安で相談しづらい場合は、教頭先生や校長先生に相談してみてもよいです。
相談の中で、学校での様子を保護者が知ったり、お家での様子を学校が知ったりしながら、子どもの状況を見極め、どこに不安を感じ、どのような支援をすることが必要か話し合って、学校と保護者が同じ方向でお子さんを支援していくことが大切です。

お腹が痛い、吐きそうなどのように身体症状が出ている場合や不安やストレスが強く、心が疲れている時

身体症状が出ている場合は、無理やり学校へ連れて行くのは控え、休養させた方がいいと思います。
また、医療機関を受診したり、相談機関に相談したりしてみるのもよいと思います。
不登校の子どもの多くは言葉や行動とは裏腹に学校に行けない自分、保護者の期待に応えられない自分を心の中で責めています。

家の外に出られない、または、部屋から出られない場合には、好きなことをやらせたり、家のお手伝いなどやらせてみたり、家の中で安心して過ごせるようにすることがよいと思います。

そして、お子さんのエネルギーが高まり、元気になってきたら、学びの場【校内の別室、教育支援教室(適応指導教室)「おあしす」、フリースクール等】につなげていけるとよいと思います。
その時も、無理につなげようとせず、お子さんの意思を尊重してください。
また、学習は家の中でもできます。
国語や数学などのドリルやワークに取り組むことは、もちろん学習ですが、家の中で、ご飯を作れば家庭科の学習、好きな曲を聴いたり、歌ったりすれば音楽の学習、外出して体を動かせば、体育の学習と考えることもできます。
お子さんができそうな学習から、少しずつ始めてみて、自信をもてるように、ちょっとした変化や成長を認める声をかけていけるとよいと思います。

このページに関するお問い合わせ

学校教育部 教育センター 相談担当(増林三丁目4番地1)
電話:048-962-3894
ファクス:048-963-5026

ページ上部へ戻る