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不登校・ひきこもり 親の会へ行ってきました【NPO法人 越谷らるご】

ページ番号55254です。 2022年10月27日

「学校へ行きたくない…」
子どもからそう言われたとき、落ち着いて対応できる自信はありますか?

私(fika)はできませんでした。
「どうして行きたくないの?」「他の子は普通に行ってるのに」「どんどん勉強遅れちゃうよ」
「今日は行くって約束したでしょ」「そんなに休んでどうするの?」

…とまあ、絵に描いたような『かけてはいけない言葉』のオンパレードでした(苦笑)。
どこかへ相談しようにも、「あなたの育て方が悪いんじゃないの?」と言われそうで打ち明けられず、
“不登校は甘え”の考えが根強い世代の私の親と話せば、ますますストレスが溜まり…。
子どもに優しい言葉をかけたいけれど、不安と焦りで優しくなれる余裕はありませんでした。
そんな中で痛感したのは、不登校の子どもと向き合うために必要なのは親の心の余裕であるということ、
そしてその心の余裕を生むためには、親自身が思いを吐き出して共感してもらえる場が必要だということでした。

そこで今回は、不登校やひきこもりのお子さんを持つ親御さんが月に1回集う「親の会」へうかがい、
主催している【NPO法人 越谷らるご】理事長の鎌倉賢哉さんに、会の詳しい様子について伺いました。

 
 ■【越谷らるご】前回の記事
 学校に行かないと決めた子どもたち【その1】~フリースクール「りんごの木」~
 学校に行かないと決めた子どもたち【その2】~フリースクール「りんごの木」~

クワイエメンバーが「親の会」へうかがいました

【越谷らるご】はこんなところ

 ■特定非営利活動法人 越谷らるご

 ・フリースクール「りんごの木」  ・20歳以上の方の居場所「ほっとりんご
 ・自立援助ホーム「ゆらい」    ・埼玉県ひきこもり相談サポートセンター  などを運営

 住所:埼玉県越谷市千間台東1-2-1 白石ビル2F
 TEL:048-970-8881
 ホームページ:http://k-largo.org/

 

せんげん台駅東口を出て左側 看板が見えます 建物の入り口 建物階段を上って2階 親の会 ゲスト会の会場
せんげん台駅東口から徒歩1分 この看板が目印です この建物の2階です 入口の様子 親の会が行われる部屋

 

親の会(不登校親の会/ひきこもり親の会)
場所:越谷らるご事務所
日時:毎月第1日曜 午後2時~4時まで
参加費:越谷らるご正会員 200円/一般 500円

※月によって変更になる場合があります。詳しくはお電話でご確認ください。
※正会員等に関してはこちら

クワイエメンバーのレポート&感想

 今回は「ゲスト会」として、高校・専門学校を中退し、
 約4年間のひきこもりを経験したひきこもり当事者の方をお迎えして体験談をお聞きしました。
 参加者は約30名、1時間ほどゲストのお話をうかがった後に質疑応答の時間があり、
 ひきこもりや不登校のお子さんを持つ親御さんからは、様々な質問や感想が投げかけられました。


やまぴー
何年か前に、フリースクール「りんごの木」を取材させて頂いてから、
ずっと心にあった親の会に参加できて、とても有意義な時間を過ごすことができました。
今回は、ゲストスピーカーのお話を聞き、自分らしく生きるための歩みに感動しました。
自分の子どもが学校に行きたくないと言った時、どんな気持ちで受け止めるか一人一人違うと思います。
そういう時に、隣に話を聞いてくれる人がいたらどんなに救われることでしょう!
親の会は、会員でない人も参加できるということなので、
多くの人に知って頂き参加できたらまた、悩みの状況が変わるかもしれません。
このような信頼できる場、機会が多くあることを望みます。

ゆきだるま
ゲストの方はご両親に無理強いされなかったこと、プレッシャーを与えられなかったこと、
本人の意思を尊重してもらったことが良かったとおっしゃっていました。
子どもを信じて待ったり見守ったりすることが大切であり、子どもの状況が整うまでの時間は
十分に必要だということがよく分かりました。

「親の会」について質問しました

 
 【1】平均して何名程度の方が参加されていますか。
 【2】男性と女性の比率はどのくらいですか。またご夫婦で参加される方はどのくらいいらっしゃいますか。
 【3】
非会員の方はどのくらい参加されていますか。
 【4】当日の「親の会」の流れを教えてください。
 【5】祖父母世代の参加はできますか。
 【6】オンラインでの参加はできますか。
 【7】話したくないときは、聞き役に回っても構いませんか。
 
【8】「親の会」から専門機関に繋げていただくことはできますか。
 【9】イベントはありますか。また今後の予定があれば教えてください。
 【10】子どもの不登校やひきこもりで悩んでいる親御さんに一言お願いいたします。

平均して何名程度の方が参加されていますか

◆不登校親の会 7名
◆ひきこもり親の会 11名
※人数はその時によって変わります。

男性と女性の比率はどのくらいですか。またご夫婦で参加される方はどのくらいいらっしゃいますか

◆不登校親の会 (男性)1:(女性)3
◆ひきこもり親の会 (男性)1:(女性)4
◆ご夫婦での参加 不登校親の会・ひきこもり親の会、どちらも1~2組くらい

会員以外の方はどのくらい参加されていますか(※)

◆不登校親の会 6割
◆ひきこもり親の会 9割
(※)「親の会」は、正会員200円、一般500円で参加できます。

当日の「親の会」の流れを教えてください

まず、全員が自己紹介(見学だけの人は飛ばします)。
初めての人は、少し長めに。
そのあと、共通したテーマ的なことについて話します。
(先輩的な参加者に経験談をうかがうことも多いです。)

祖父母世代の参加はできますか

もちろんできます。

オンラインでの参加はできますか。

オンラインでは実施していません。

話したくないときは、聞き役に回っても構いませんか

聞くだけの参加の方もいます。

「親の会」から専門機関に繋げていただくことはできますか

「親の会」で専門機関を紹介したり、つなげることはありません。
そうした機関について情報がほしい場合は、個別の相談で情報提供しています。

イベントはありますか。また今後の予定があれば教えてください

毎年12月に社会評論家の方にひきこもりや不登校についての考え方について講演していただき、学びの機会としています。
今年度も12月18日(日曜)に実施予定です。

子どもの不登校やひきこもりで悩んでいる親御さんに一言お願いいたします

不登校やひきこもりは悪い事ではありません。
ましてや子育ての失敗でもありません。
おそらく、そうせざるを得ない事情が本人にあったのだと思います。
お子さんやご自身を責めるのではなく、ご本人を温かく見守り、安心できる雰囲気を作ることが大事だと思います。
「親の会」には同じ様な経験をされた方が来ています。
ひとりでなやまず、親の会などを利用していただければと思います。

 

編集後記
文部科学省が発表した、令和2年度小中学校の不登校児童生徒数は、19万6千人。
そこからの単純計算ではありますが、全国には我が子の不登校に悩む親御さんが40万人近くいらっしゃることになります。
思い切って周りに話したときに、「実はうちもそうだったよ」と言われたことが何度もありました。
同じように不登校で悩んでいる人は、自分のすぐ隣にいるかもしれません。
今回ご紹介した「親の会」などに参加し、親同士が同じ思いを分かち合い共感しあうことで、
自分の子を信じて見守るための大きな力を得られるのではないかと思いました。
今悩んでいる方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。(fika)

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(2022年9月 byクワイエメンバー やまぴー、ゆきだるま、fika)

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このページについてのお問い合わせ

子ども家庭部 子ども施策推進課 (第二庁舎2階)
電話:048-963-9165
ファクス:048-963-3987

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