ここから本文です。

  1. ホーム
  2. 明正小学校PTAおやじの会・光陽中学校PTA親父の会

明正小学校PTAおやじの会・光陽中学校PTA親父の会

明正小学校校庭に並ぶおやじの会の皆さん

光陽中学校PTA親父の会(以下「親父の会」)は、左から菅原さん、長谷川さん、内田さん、青木さん、
明正小学校PTAおやじの会(以下「おやじの会」)は、右から横地さん、重山さん、城崎さん)
※長谷川さんは両会の顧問、青木さんはおやじの会にも所属。

子どもとの関わりを通して地域の輪を広げる

明正小学校と光陽中学校に通う子どもたちの父親によるボランティアコミュニティ「おやじの会(親父の会)」。
それぞれが父親ならではの視点を大切に、某バラエティ番組を明正小版にアレンジしたイベントや中学生向けの講演会イベント「働くってナニ!?」など、子どもたちが楽しめる企画を考えて活動されています。
会のモットー「集まりたいときに集まる」で得た経験は、やがて地域コミュニティとしても活きると皆さんは考えています。

 

青木さん:有事が発生した場合には、救助活動が始まるまでの間、身近な人々で助け合うしかありません。私たちの子どもが通う明正小学校と光陽中学校は転入者も多く、「日頃から地域の輪を作る」ことが重要です。私たちが活動しているおやじの会(親父の会)というコミュニティの存在を伝えたいために、“声”に応募しました。

“声”に応募した理由を教えてくれる青木さん

皆さんが越谷市に住むようになった理由を教えてください。

城崎さんインタビューの様子

城崎さん:もともと浦和に住んでいたのですが、マンションを購入しようと探していたら、まちびらきしたばかりのレイクタウンがたまたま目に入りました。その頃はマンションが今のように建っていなくて、駅前に公園があって広々とした環境が非常に気に入りましたし、近くに小学校があったので子育てのイメージもしやすく、住むことに決めました。

重山さん:以前は千葉県の松戸に住んでいました。週末はよく家族でレイクタウンにショッピングに来ていて、妻と“良いまちなみだね”と話をしていました。ある日、レイクタウンの新築マンションの広告が家のポストに入っていたので、内見してみたら、そのままの勢いで購入することになったというのがきっかけです。

重山さんインタビューの様子
横地さんインタビューの様子

横地さん:ちょうど良い大きさの分譲地が出ていた、最初のきっかけはそれだけなんです。もともと都内に住んでいて、分譲地ありきで越谷への引っ越しを決めました。

青木さん:長男の誕生がきっかけでした。妻の実家から近く、当時レイクタウンがまちびらきしたばかりの頃で、計画的にまちづくりをすることが分かっていたので、子育てもしやすい環境だろうと思い、マンションを購入することにしました。職場は都内なのですが、駅前にどうしても住みたかったので、住んでいた川口市から引っ越してきました。

青木さんインタビューの様子
菅原さんインタビューの様子

菅原さん:結婚をして子育てに良い環境を探している中で、妻の実家へ向かう際に東武伊勢崎線を使い、よく通っていた縁もあり、都内から越谷に住むことになりました。

内田さん:約2年前に引っ越してきました。東京都の清瀬市に住んでいたときにマンション探しをしていた中、武蔵野線にある「越谷レイクタウン」がどのようなところか気になり、行ってみたら心を掴まれました(笑)。特に大相模調節池の雰囲気がとても良くて、老後を意識したときに散歩しているようなイメージができたので、住むことを決めました。

内田さんインタビューの様子
長谷川さんインタビューの様子

長谷川さん:妻の実家が大相模地区にあるというのが一番大きなきっかけでした。以前、義父から「市がレイクタウン構想を考えている」という話を聞き、調節池ができることによって水害が起きても大丈夫だろうというところなど、いくつかの条件が重なりまして2008年に引っ越してきました。まちびらきした直後は、今のようにイオンはないし、駅前にコンビニもなく、お金を払って買えるものが駅の自販機だけなんて時代もありました(笑)。今では大分住みやすく、便利になりました。

会に所属したきっかけを教えてください。

城崎さん:マンションの隣の部屋にお住まいの方がおやじの会の初期メンバーで、会のことを聞きました。ご近所付き合いになりますし、父親同士の繋がりができそうだと思い、期待を持って加入しました。実際に参加してみると、皆さんが楽しんで前のめりに活動されているなと感じました。子ども達との関わりが持てて、イベントで子ども達が喜んでいる顔を見ることでモチベーションアップになっていますね。

重山さん:同じマンションに住む仲の良いパパ友からの勧誘で加入して、最初はイベント当日と飲み会にしか参加しない人でしたね(笑)。会の運営に携わり、学校行事に積極的に関わるようになったと思いますし、以前より地域貢献などへの関心も増したと感じます。

横地さん:近所に住んでいる方がおやじの会で活動されていたので、イベントに連れて行ってもらいました。子どもの成長につれ、一緒に過ごす時間が短くなる中で、子どもとの時間をどれだけ作れるかを考えたときに、イベントを通して関わることができるのは良いと思い、参加することにしました。通勤中にすれ違えばあいさつするようになり、会の活動を通して知り合いが増えていくのは住んでいくうえで良いことだと気づきました。

親父ハンターに子どもたちが大興奮
ハンターに徹するおやじの会の横地さん
おやじの会の皆さん

青木さん:私は勧誘のチラシがきっかけでした。自分が小学生だったときを思い返してみると、親父が学校に関与していなかったことが多かった気がしたので、子どもと関わる時間が無くなってしまうんじゃないかと不安になったんです。そんなときに長谷川さんが作ったチラシを見て、会の活動に魅力を感じて入ることにしました。参加して変わったことはたくさんありますが、全く知らない土地、仲間のいない環境を開拓できたというのがとても大きいです。何かが起きたら、このようなコミュニティの存在は心強いですね。横地さんが言っていたように、駅ですれ違ってあいさつしたときなどは、自分が越谷に根付いているんだなと実感できます。

菅原さん:蒲生小学校のおやじの会がはじまりでした。ゆかりのなかった越谷に住み、新しい土地で父親として何かをしようと思ったときにぴったりの組織があったというのが加入のきっかけです。私も有事の際などにコミュニティがあった方が良いと思い、今も継続しています。良い意味で緩さがあるので、プレッシャーを感じずに自分のペースで活動できるところも良いですね。

内田さん:私は長女が小学6年生の時に越谷に引っ越してきたのですが、それまでの幼稚園や学校の行事は妻に任せっきりでほとんど関わっておらず、転勤したことでちょうど子育てに携わっていきたいと思っていました。たまたま応募した川柳小学校の卒業対策委員会のボランティアが楽しかったということもあり、中学校にあがるタイミングでまた何かやりたいと思っていたところ、勧誘のチラシを目にして応募をしました。任せっきりだった子育てに関われていると実感することは大きな変化ですね。

長谷川さん:私は他の皆さんと立ち位置が違っていて、おやじの会を立ち上げた側になります。明正小のおやじの会から関わったのですが、当時の明正小は、学校創立学区の蒲生東町と追加学区のレイクタウン地区の保護者、特に父親が交流する場があまりありませんでした。そこで当時のPTA会長の方が「父親同士が交流できる場として、新たにおやじの会を作ってはどうか」とお考えになりました。ちょうどそのタイミングでレイクタウン在住の私がPTA本部に入ったので、おやじの会立ち上げ担当になった流れです。私がPTA本部に入った理由は知り合いを増やしたいというのもあったので、ちょうど良かったのもあります。それが2012年ですね。イベントや懇親会などを重ねていくうちに交流が増え、皆さんにコミュニケーションの場の一つとして選んでもらっていることは、立ち上げメンバーの1人として嬉しく思います。

話を聴き、将来の自分を真剣に考える生徒たち
講師は親父の会の清水さん
親父の会の皆さん

市内の子育て環境について教えてください。

重山さん:越谷は中学生まで医療費が無料なんです。それだけでもすごく良いなと思います。

城崎さん:令和6年度から対象年齢が18歳まで拡大すると聞きました。

横地さん:今、明正小学校は、1、2年生が多いので、4年生になると学童に入れないんですよ。共働きが多いと思うので、受入れ枠を何とかしてほしいと切実に願っているはずです。

内田さん:子どもと楽しめるイベントを開催している印象がありますね。多国籍マルシェみたいな地域を盛り上げる活動をやっていて、良い取り組みだと思っています。

市内のおすすめスポットを教えてください。

城崎さん:しらこばと(しらこばと運動公園競技場)のテニスコートです。息子とテニスをやっているので、まんまる予約を利用してよく予約を取っています。5市1町の公共施設が予約しやすく、都内から近いので、スポーツを趣味にしている人にはすごくおすすめです。

重山さん:レイクタウンの池(大相模調節池)の周りですね。散歩やランニングしている人が多いです。車が通らなくて安全なので、子どもが小さい頃はよく散歩に連れていきました。

青木さん:増森の越谷いちごタウンです。関東最大級の規模でいろんな種類のいちご狩りが一度にできるんですよね。埼玉県の品種「かおりん」「あまりん」がすごく甘くて美味しいです。

内田さん:電車好きの視点ですが、南越谷と新越谷の乗り換えができるあたりです。今は東武線のスペーシアXが走っているので、それを見るだけでも価値があると思います。

座談会の様子

会の活動拠点である明正小学校と光陽中学校が小中一貫校になると、
それぞれの会はこれからどのように関わり合っていくのでしょうか。

青木さん:個人的には今はまだ“小中連携”で進めていくのが良いと思っています。連携を続けていくことで変化しながら“小中一貫”という新しい形が見えてくる気がしています。明正小学校と光陽中学校だけでなく、蒲生や川柳出身の子どもたちや保護者の方もいるので、みんなで作り上げているというところを大事にしたいですね。

菅原さん:学校や行政とは関係なく、子どもと親の横の繋がりが大事ですよね。

青木さん:本当にそうですよね。小中一貫に捉われずに地域同士が連携していければ良いと思います。

地域の中で会がどのような存在になっていきたいですか。

青木さん:おやじ(親父)の誰もが主役であり、いつでも参加できる、おやじの会(親父の会)というコミュニティがあることを知ってもらうだけでも十分だと思っています。これまではお母さんが育児の中心でしたから、お父さんが子ども達と楽しむ機会は大切だと思うので、もっと広がれば良いですね。改めて考えると、皆さんが言ったように、コミュニティが広がってお父さん同士が繋がれるってすごいことだと思いませんか?

内田さん:そうですね。自分が活動している理由もまさにそこなので。子育てに関わっていくきっかけになりますし、子どものためだけでなく夫婦間の関係をさらに築くっていう意味でも非常に良いことだと思います。

越谷市を一言でいうと・・・

城崎さん

「田舎の風景もある都心に近いあたらしい一面のあるまち」

重山さん

「子育てのしやすい素敵なまち」

横地さん

「都心へ通えて、自然が多くて、住むためのまち」

青木さん

「ずっと住みたいまち」

菅原さん

「住みやすいまち」

内田さん

「人があたたかいまち」

長谷川さん

「好きなことを楽しめるまち」

インタビュアー
関家 脩平

インタビュアーの

会の活動をすることで、子どもとの時間や仲間が増え、日々が豊かになる。
言葉は違えど皆さんが同じようにおっしゃっていたのが印象的でした。
子育てを通して“親父”が出会い、仲間とともに地域を盛り上げ、自らも楽しむ。
転入の多い地域ならではのコミュニティづくりに取り組む“親父たち”の熱意を伺うことができました。

紙飛行機を持つおやじの会の皆さん

キーワード

ページトップへ