忙しい毎日、こどもたちの虫歯や歯並びには気を付けていても、自分の歯の健康は後回しになりがち。
でも親の介護をする中で、咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)の大切さを痛感して、自分の歯の健康が気になってきました。
「口は命の入り口、心の出口」とはよく言ったもので、元気な高齢者は良く噛める!食べる!飲み込める!
できるだけ長く自分の歯で美味しいものを楽しみ、健康な身体を維持するために、今自分のできる範囲で実行しているオーラルケアについて書いてみます。
まずは私の歯の状態をご紹介
叢生(いわゆる乱杭歯)のため、嚙み合わせは非常に悪いです。
かかりつけの歯医者さん曰く、こういった嚙み合わせは歯へ無理な負担がかかり続け、年齢とともに歯根が弱り抜け落ちていくことがあるそうです…ひいっ!コワイよー…。
私のような歯の根本的な解決法は歯列矯正だそうで、昨今は50~60代の方でも矯正を行う方が増えているそうです。
ただし!大人の歯列矯正は100万円程度かかるとのこと(滝汗!)。
まだまだこどもの教育費がかかるこの状況で私の歯にそんな金額はかけられないため、矯正以外でできる限り歯を大切にして温存する道を選ぶことにしました。
食いしばり対策でマウスピースを作成
先生から歯の減り方などを診てもらい、食いしばりがあるとの診断。
寝ている間に無意識に歯を強く噛んでおり(自覚なし)、歯並びの悪さに加えてその負担が将来的に歯の欠損につながるとのことで、就寝時に着けるマウスピースを作成することにしました。
保険適用のマウスピースは柔らかいシリコン製で、3~5千円程度で作れます。
保険適用外のマウスピース(この歯科医院では4万円弱)だと、その人の歯や顎の位置などを細かく計測して、その後も調整やメンテナンスなど専門の先生がアフターケアしてくれます。
私はひとまず保険適用のものを作成しました。
(※写真の保険適用外のマウスピースは、顎関節症の長女のものです。素材や硬さ、大きさが全く違います。)
私流・家でのオーラルケア
①フロスで歯の間を掃除
「フロスや歯間ブラシなどは歯ブラシの【前】に使う」って知ってましたか?私は知りませんでした(汗)。
ちなみにフロスが歯間で引っかかるときは、虫歯や詰め物が合わなくなってきているかも?のサインだそうです。
②ポイントブラシで歯と歯ぐきの間、歯間を掃除
ポイントブラシは細かいところを集中的に磨くことができて、特に私のような凸凹歯並びにはありがたいグッズ。
ただし力の入れ過ぎに注意です!強く磨いてしまうと、ビリっと痛い知覚過敏を誘発してしまいます(私はやってしまいました)。
③歯ブラシでブラッシング
長年同じメーカーのコンパクトヘッドタイプの歯ブラシを使っていましたが、幅広タイプの歯ブラシも試してみました。
最初は「でかっ!」と思いましたが、1本1本の歯を包むようにして磨けるのと毛足がふんわり柔らかいのが気に入りました。
これを機に、1つのタイプに固定せず新しいものをどんどん試してみようと思いました。
④歯ぐきマッサージと唾液腺マッサージ
唾液の分泌量が年齢とともに減ると、口内の衛生状態や咬合力などに影響するそうです。
歯科衛生士さんからやり方を教えていただき、歯磨き後にマッサージしています。
⑤マウスウォッシュでコーティング
マウスウォッシュを使って最後の仕上げ&口臭予防をします。
私はマウスウォッシュの刺激や甘さがあまり得意ではないので、低刺激で味のないものを愛用しています。
面倒だけど歯科医院での定期検診が一番!
日ごろのメンテナンスはもちろんですが、かかりつけの歯科医院で定期的な検診を続けることが大切!
きちんと磨いていても虫歯になり始めていたり、昔詰めた詰め物が合わなくなってきていることもあります。
歯周ポケットの深さや口腔内の健康状態の確認、虫歯のチェック、歯石の除去、日ごろの磨き方の指導など、数か月ごとに診てもらうととっても安心できます。
「口は命の入り口、心の出口」!
忙しい毎日ですが、私たち大人も自分を労わってメンテナンスしていきましょうね♪
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