「お寺」と言えば法事の時にお世話になるだけで、普段の生活で触れ合う機会はほとんどない場所ではないでしょうか。
そんな敷居の高いイメージのある「お寺」で行われているイベントがあると聞き、クワイエメンバーが取材に訪れたのは、地域に開かれたお寺を目指す「摩尼山 蒲生寺 地蔵院」。
「お寺deマルシェ」は2ヶ月に1回、地蔵院の境内で行われています。
お寺の中でのマルシェ、一体どんな感じなのでしょう?
①マルシェはどんなところ? ←今回の記事 |
②「チーム喝彩」にインタビュー |
③太鼓&津軽三味線ステージ |
④ご住職にインタビュー |
会場の「地蔵院」を訪れました
本堂と山門のとなりに、マルシェが行われる「エターナルプレイス越谷 大悲霊・弥霊(納骨堂)」があります。
マルシェののぼりが立ち、キッチンカーが見えます。
雨天でも安心な室内エリアは、きれいで広々としています。
室内の飲食スペースも用意されていて、子ども連れには嬉しい配慮!
当日出店の一部をご紹介します。
運営の桂木さんからお話を伺いました
![]() ![]() |
代表の桂木さんと、桂木さんの出店ブース「家族ふぉとぱーく」 |
①「お寺deマルシェ」を開催した経緯を教えてください
地蔵院のご住職様が、お寺や納骨堂の敷地を利用したイベント開催者を探しており、知人を介してご紹介いただいたのがきっかけです。
初めは3連休を利用した1度限りのマルシェ開催のお話でしたが、もっとお寺を知ってもらいたい、開かれた場所として足を運んでほしいということで、2ヶ月に1度の定期開催が実現しました。
②マルシェの開催で良かったこと、大変だったことはなんですか
初めのころは出店者を集めることに苦戦しました。
今では出店された方が「雰囲気の良いマルシェ」と口コミで広めてくださり、ありがたいことに毎回50~70店程度のエントリーがあります。
出店者同士が仲良くなれるマルシェとしても認知されており、その点は特に当マルシェの自慢できる点です。
③お寺を会場として使うことは公園などで行う場合とどんな違いや利点がありますか
完全屋外の公園とは違い、雨でも開催できる点は大きな利点だと思います。
公園と違う点としては、「マルシェに行く」という目的をもった方が遊びに来るということでしょうか。
お寺や納骨堂は、ゆかりのある方以外がふらりと足を運ぶ場所ではないため、「お寺を知ってもらう」「足を運ぶきっかけ」作りとして、マルシェは最適だと考えています。
また、檀家さんなどがお参りがてら、気晴らしのできる場所としても活用していただけたらと思います。
④どのような出店が多いですか。また出店者の資格、出店料を教えてください
キッチンカー、お菓子販売、アクセサリー販売、ハンドメイド販売、占い、もみほぐし、各種ワークショップ、マジックやメダカの販売、フクロウとのふれあいコーナーなど、多岐にわたります。
プロフィール写真や家族写真、生前遺影撮影などができる写真撮影は毎回開催しています。
どちらかというと、小学生~大人の方対象の出店者が多いです。
出店資格は販売に値する商品であること、出店内容がわかるInstagramアカウントがあること。
お寺に近い方優先ですが、関東各地から出店エントリーいただいています。
出店料は無料、室内出店に関しては机やイスなど備品貸出も無料です。
⑤今後どのようなマルシェにしていきたいですか。新たな企画などがありましたら教えてください
足を運んでくださった方が、長時間滞在したくなるような、また次回を楽しみにしてくださるようなマルシェにしたいです。
これはまだアイデアの段階ですが、食べ物マルシェや和小物マルシェなど、特化したマルシェも楽しいんじゃないかと考えています。
(2025年5月 byクワイエメンバー fika)