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冒険食堂

塩谷 心花(えんや ここな)さん

子どもたちに地域の魅力を伝えたい

食やゲームを通じて地域の子どもたちに旅行気分になってもらう「冒険食堂」を開催する、高校3年生の塩谷 心花(えんや ここな)さん。ご自身が発案した地域を楽しく知る活動や、高校生の挑戦を形にするために応援してくれる人たちがいることを伝えたいと、“声”に応募してくださいました。

「冒険食堂」とはどんな食堂ですか。

心花さん:自分が行ったことのある場所を中心に、その土地をイメージしたオリジナルのゲームや地域の紹介をすることで、その地域を知ってもらい、旅行にいった気分になってもらうことをコンセプトとした食堂です。食事についてもその地域に関りがあるものを提供しています。

「冒険食堂」活動の様子

どうして「冒険食堂」を始めようと思ったのですか。

心花さんインタビューの様子

心花さん:塾の先生に将来のことを相談したとき、「自分の好きなことと繋がりがある何かをしてみたら?」と言ってくれました。私は旅行と子どもが好きなので、そこから子どもたちが現地に行かなくても旅行気分を味わえるような場所があったらいいなと思ったのが、冒険食堂を始めたきっかけです。その土地の食材を使った料理を提供するほかに、その土地の魅力が体感できるゲームを、子どもたちに楽しんでもらっています。

実際にどんなゲームをこれまでにやりましたか。

心花さん:福島県南相馬市にある相馬野馬追(そうまのまおい)という馬と鎧を着た武者が走るお祭りをモチーフにしたゲームや、長野県佐久市で名産の鯉を釣るゲームも考えました。子どもたちがゲームで喜んではしゃいでいる姿や、残念がっている姿が微笑ましかったです。

「冒険食堂」ゲームの様子

活動をする中で、大変だと思うことはありますか。

心花さん:来てくれた子どもたち全員が楽しめるように意識しているのですが、中には、自分の意見や気持ちを表現するのが苦手な子もいて、コミュニケーションの難しさを感じることもありました。

「冒険食堂」参加者の集合写真

ご両親にもお話を伺います。心花さんと一緒に冒険食堂をしていて思うことや感じることはありますか。

ご両親と共にインタビューを受ける心花さん

母:初めに心花から相談されたときは、「本当にできるの?」と思い、不安でした。食材を提供してもらうというところから、参加してくれる子どもたちをどうやって集めるのか。でも、いろいろと自分で考えて、手作りの冒険食堂ができたのでよかったと思いますね。

父:初めは不安でしたが、実際来てくれた子どもたちの笑顔を見て、よかったなと思いました。冒険食堂のことが子どもたちの心に残って、良い思い出になってくればいいなと思います。将来、参加してくれた子どもたちが大きくなったとき、冒険食堂のことをきっかけにいろんな活動を始めてくれたらとても嬉しいですね。

今後、冒険予定の地域や活動の目標などを教えてください。

心花さん:越谷市に焦点を当てた冒険食堂を開きたいです。前回開催した際に、私自身が住んでいるまちの魅力に気付くことができたので、より多くの市民に魅力を知ってもらえるようにできたらいいなと思います。

「冒険食堂」の看板を指差す心花さん
例えば、どんなところに越谷市の魅力を感じていますか。

市内には魅力的なスポットやイベントがたくさんありますよね。おすすめは、リユース(東埼玉資源環境組合第一工場)の展望台で越谷のまちを見渡しながら楽しめる、「こしがや田んぼアート」です。

心花さん

私は、新しいものと古いものの両方が共存しているところだと思います。
まちびらきのために越谷レイクタウンができる一方で、越谷だるまや越ヶ谷宿など古き良き伝統も守っている素敵なまちですよね。

市外で越谷市の魅力を伝える冒険食堂の出張ができたらなとかも考えたりしますね。

越谷市を一言でいうと・・・

心花さん

「伝統を大切に伝えているまち」

「新旧融合していて、昔からいる人も新しく移住してきた人も一緒に暮らせるまち」

「魅力がたくさん詰まったまち」

インタビュアー
関家 脩平

インタビュアーの

活動を通じて地域の魅力を伝えている心花さん。穏やかで優しい雰囲気の中にも冒険食堂への熱意が感じられるインタビューでした。冒険食堂の今後の活動が楽しみです。

紙飛行機を持つ心花さんとご両親
撮影協力:シェアダイニングサルーテ

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