更新日:2024年2月7日
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還付金詐欺に注意しましょう!
越谷市内で、市役所職員や年金事務所職員、税務署職員等になりすまして、銀行やコンビニエンスストアなどにあるATM(現金自動預け払い機)を案内し、現金を振り込みさせる「還付金詐欺」が多発しています。
被害状況と狙われやすい人の特徴
直近2年間で越谷市における還付金詐欺の被害は計61件発生しており、市内における特殊詐欺被害全体の約3割を占めています。また、被害額も2年間で約8,600万円となっており、1件あたりの平均被害額は約140万円となっています。
令和5年中において、特殊詐欺被害に遭っている人の約9割は65歳以上の高齢者です。また、男女別でみると女性の被害件数は男性の3倍以上となっており、65歳以上の女性の被害が特に多い状況となっています。
還付金詐欺の手口と対策
手口
還付金詐欺は、犯人が自治体や税務署、年金事務所の職員などを名乗り、医療費・保険料の過払い金や、一部未払いの年金があるなど、お金を受け取れるという内容の電話をかけてきます。指示に従って銀行やコンビニエンスストアへ到着した被害者が犯人の指示通りにATMを操作すると、犯人側の口座にお金が振り込まれるという詐欺です。
犯人は払い戻しには期限があると焦らせた上で、今すぐ携帯電話を持って近くのATMに向かうように指示をしてきます。
対策
(1)電話で「還付金」や「ATM」の話が出たら、すぐに自治体や警察、家族に確認する
(2)在宅中でも常に留守番電話に設定し、電話の相手や要件を確認してから折り返し電話をする
(3)ATMの利用限度額を低い金額に設定しておく
(4)ナンバーディスプレイの表示がある場合は、非通知や知らない電話番号からの電話には応答しない
(5)通話録音機や防犯機能付電話機を設置する
公的機関の職員等が還付金受け取りのためにATMに案内することは絶対にありません!
不審な電話があった際は、すぐに警察に連絡してください。
相談事例
犯人は市役所や税務署、年金事務所など、公的機関の職員になりすまして電話をしてきます。
実際に国民生活センターに寄せられた相談事例を挙げます(国民生活センター相談事例より引用)。
似たような電話がかかってきたときは、すぐに電話を切って警察署へ連絡してください。
【事例1】市役所から、健康保険の還付金があるのでATMに行くようにと電話があった
市役所の保険課職員を名乗り「健康保険の還付金が2万円あり、数か月前に書類を送ったが返事がなかった。 今ならまだ返金できるので、携帯電話を持ってATMへ行くように」と電話があった。携帯電話を持っていないと断ると、「家族のものを借りるように」と言われた。
【事例2】年金事務所と金融機関を名乗った電話があり、指示通りにATMを操作したら振り込みをしていた
年金事務所の職員と名乗り「70 歳から保険料の還付金を受け取れる。以前に手続きのためのハガキを送ったが見たか」と電話があった。受け取っていないと伝えたところ、「今からでも手続きできる」と言われ、口座のある金融機関を教えた。翌日、その金融機関を名乗る者から電話があり、ATMに行くよう指示され、還付金を受け取るための手続きをしたつもりだったが、後になって20 万円振り込んでしまったことに気づいた。
【事例3】インターネットバンキングで手続きをすると言われ、口座番号と暗証番号を伝えた
市役所の保険課職員を名乗り、「健康保険料の返金が約4万円ある。書類を送ったが、申請がないので連絡した」という電話があった。「インターネットバンキングを利用すると、送金がお得になる。口座番号と暗証番号を教えてもらえれば、こちらで手続きをする」というので口座番号と暗証番号を伝えてしまった。
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