更新日:2021年8月25日
ページ番号は6427です。
在宅酸素療法中の火気の取扱いにご注意ください!
一度火がつけば、すごい勢いで火が燃え移る・・・
在宅酸素療法とは、呼吸器系の病気で慢性的に血液中の酸素が不足するのを防ぐために、鼻につないだチューブ(カニューラ)を介して酸素を取り込む療法であり、高濃度の酸素を使用しますが、この高濃度の酸素は、わずかな火気でも燃焼を拡大させる性質を持っています。
在宅酸素療法中の患者居宅で発生した火災では、平成15年10月から令和3年5月末までの間に、喫煙等の原因により82名の方が亡くなっています。在宅酸素療法を行う方、また、その周りの方は、在宅酸素療法中の火気の取扱いに注意してください。
在宅酸素療法を実施している患者居宅で発生した火災による重篤な健康被害の事例(PDF:592KB)
「大切な人」を守るために
在宅酸素療法実施中の居室では、火気を近づけないことが大切です。
次のことに注意しましょう。
- 酸素吸入中の喫煙は絶対にしない
- 酸素濃縮装置、酸素ボンベ、液化酸素容器からは2m以内に火気を近づけない
- 液化酸素を設置型装置(親容器)から携帯型装置(子容器)に移充填するときは5m以内に火気を近づけない
- 吸入用のカニューラ、携帯型の酸素ボンベや液化酸素装置及び延長チューブ、吸入中の患者自身も火気の直近に近寄らない
◎火気の取扱いに注意し、酸素濃縮装置等を取扱説明書どおりに正しく使用すれば、酸素が原因でチューブや衣服等が燃えたり、火災になることはありません。
このページに関するお問い合わせ
消防局 予防課(大沢二丁目10番15号(消防本庁舎))
電話:048-974-0103
ファクス:048-974-0430