更新日:2021年4月1日
ページ番号は6467です。
救急車を上手に使いましょう
〜救急車!必要なのはどんなとき?〜
近年、救急車の出動件数・搬送人員数はともに増えており、救急隊の現場までの到着時間も遅くなっています。
また、救急車で搬送された人の約半数が入院を必要としない軽症という現状もあります。
そこで、救急車を呼んだら用意しておくべきものなど「救急通報のポイント」、重大な病気やけがの可能性がある「ためらわず救急車を呼んでほしい症状」、実際に救急車を呼ぶ場合の「救急車の呼びかた」などを載せていますので、救急車を呼ぶべきかどうか判断に困った場合などに、活用していただければと思います。
救急車や救急医療は限りある資源です。みんなで上手に利用し、救急医療を安心して利用することのできる社会を目指していきたいと思います。
救急通報のポイント
救急車を呼ぶときの番号は「119番」です。
救える命を救うためには、応急手当が重要です。
応急手当が必要な場合は、消防局から電話で指示されます。
救急車が到着するまではどうしても時間がかかります。
いざというときに、大切なかたを救うためにも、正しい応急手当を身につけておきましょう。
越谷市消防署では、応急手当講習を行っています。
消防署消防担当(電話:048-974-0136)へお問合せください。
応急手当をしている人以外にも人手がある場合は、救急車の来そうなところまで案内に出ると到着が早くなります。
救急車を呼んだら、こんな物を用意しておくと便利です。
- 保険証や診察券
- お金
- 靴
- 普段飲んでいる薬(おくすり手帳)
(乳幼児の場合)
- 母子健康手帳
- 紙おむつ
- ほ乳瓶
- タオル
救急車が来たら、こんなことを伝えてください。
- 事故や具合が悪くなった状況
- 救急隊が到着するまでの変化
- 行った応急手当の内容
- 具合の悪いかたの情報(持病、かかりつけの病院やクリニック、普段飲んでいる薬、医師の指示等は、日頃からメモにまとめておくと便利です)
判断に迷ったときは、お近くの救急相談窓口に
急な病気やけがをしたとき、救急車を呼んだほうがいいのか、自分で病院を受診すればいいのか、どこの病院に行けばいいのか迷うことがあります。
そのような時には
埼玉県の救急電話相談又は、全国版救急受信アプリ「Q助」をご利用ください。
救急電話相談#7119
全国版救急受信アプリ「Q助」(きゅーすけ)
リーフレットは、下記からダウンロードができます。
全国版救急受信アプリ「Q助」のリーフレット(PDF:2,190KB)
救急受診ガイドが下記からダウンロードできます。
救急受診ガイド
ためらわず救急車を呼んでほしい症状(大人の場合)
こんな症状がみられたら、ためらわずに119番に連絡してください!
重大な病気やけがの可能性があります。
意識の障害
- 意識がない(返事がない)またはおかしい(もうろうとしている)
- ぐったりしている
けいれん
- けいれんが止まらない
- けいれんが止まっても、意識がもどらない
けが・やけど
- 大量の出血を伴う外傷
- 広範囲のやけど
吐き気
- 冷や汗を伴うような強い吐き気
飲み込み
- 食べ物をのどにつまらせて、呼吸が苦しい
- 変なものを飲み込んで、意識がない
事故
- 交通事故にあった(強い衝撃を受けた)
- 水におぼれている
- 高所から転落
*その他、いつもと違う場合、様子がおかしい場合
ためらわず救急車を呼んでほしい症状(小児15歳未満の場合)
こんな症状がみられたら、ためらわずに119番に連絡してください!
重大な病気やけがの可能性があります。
意識の障害
- 意識がない(返事がない)または、おかしい(もうろうとしている)
じんましん
- 虫に刺されて、全身にじんましんが出て、顔色が悪くなった
けいれん
- けいれんが止まらない
- けいれんが止まっても、意識がもどらない
やけど
- 痛みのひどいやけど
- 広範囲のやけど
生まれて3ヵ月未満の乳児
- 乳児の様子がおかしい
飲み込み
- 変なものを飲み込んで、意識がない
事故
- 交通事故にあった(強い衝撃を受けた)
- 水におぼれている
- 高所から転落
*その他、いつもと違う場合、様子がおかしい場合
救急医療の受診について
症状に緊急性がなくても、「交通手段がない」「どこの病院に行けばよいかわからない」「便利だから」「困っているから」と救急車を呼ぶ人がいます。また、「平日休めない」や「日中は用事がある」、「明日は仕事」などの理由で、救急外来を、夜間や休日に受診する人もいます。
救急車や救急医療は限りある資源です。
いざというときの皆さん自身の安心のために、救急医療の受診について考えてみませんか。
こうしたケースで救急車が呼ばれました〜本当に必要か考えてみましょう〜
- 虫に刺されてかゆい
- 海水浴に行って、日焼けした足がヒリヒリする
- 紙で指先を切った。血は止まっているが・・・
- 病院でもらった薬がなくなった
- 今日入院予定日だから、病院に行きたい
- ヘルパーを呼んだが来てくれなかったので、代わりに救急車を呼んだ
- 病院で長く待つのが面倒なので、救急車を呼んだ
救える命を確実に救うためには、緊急度に応じた救急医療を提供することが重要です。
総務省消防庁では、こうした緊急度の判定基準を共通のものとして、救急医療を効果的に提供する体制作りを進めています。
救急車の呼びかた
119番通報をすると、指令員が救急車の出動に必要なことを、順番にお伺いします。
緊急性が高い場合は、すべてお伺いする前でも救急車が出動します。
あわてず、ゆっくりと答えてください。
1救急であることを伝える
119番通報をしたら、まず「救急です」と伝えてください。
2救急車に来てほしい住所を伝える
住所は、必ず、市町村名から伝えてください。
住所がわからない時には、近くの大きな建物、交差点など目印になるものを伝えてください。
3具合の悪いかたの症状を伝える
最初に、誰が、どのようにして、どうなったと簡潔に伝えてください。
また、わかる範囲で意識、呼吸の有無等を伝えてください。
4具合の悪いかたの年齢を伝える
具合の悪いかたの年齢を伝えてください。
わからない時は、「60代」のように、おおよそでかまいませんので伝えてください。
5あなたのお名前と連絡先を伝える
あなたのお名前と119番通報後も連絡可能な電話番号を伝えてください。
場所が不明な時などに問い合わせることがあります。
*その他、詳しい状況、持病、かかりつけ病院等について尋ねられることがあります。
答えられる範囲で伝えてください。
*上記に示したものは一般的な聞き取り内容です。
*119番通報時のメモを活用ください。下記からダウンロードできます。
119番通報メモ
救急車利用マニュアルについて
救急車利用マニュアルは下記からダウンロードできます。
このページに関するお問い合わせ
消防局 救急課(大沢二丁目10番15号(消防本庁舎))
電話:048-974-0107 ファクス:048-974-0105