令和3年7月4日（日曜日）、越谷市消防局消防署谷中分署において令和3年度越谷市消防団夏季特別訓練を実施しました。
例年、消防団夏季特別訓練は、通常点検やポンプ操法を実施していましたが、今年度につきましては、コロナ禍における訓練のあり方について検討を重ね、より実践的な訓練を行うことを目的に、谷中分署の訓練塔を活用した火災防ぎょ及び救助訓練を実施しました。
火災防ぎょ訓練では、防火造2階建て専用住宅からの出火を想定、団員一人一人が新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した中で連携を取り合いながら出動から放水、火災鎮圧までの一連の流れを実施し、より実践に近い訓練となりました。

続いて、救急救助用資機材（エンジンカッター、チェーンソー及び手動式油圧コンビツール）を使用した救助訓練を行いました。これらの資機材は、大地震などが発生し、建物が倒壊した際、救助活動を行うために使用されるものです。団員の日頃の訓練成果が遺憾なく発揮された訓練となりました。

最後に、令和3年5月15日（土曜日）に開催された第47回埼玉県東部地区消防救助技術指導会において、優秀な成績を収めた消防職員による「はしご登はん」と「引揚救助」の2種目の訓練を展示しました。

査閲官である高橋市長からは「消防団員の皆さんが、コロナ禍においても、市民の生命、身体を火災から守るための実践的な訓練をしている姿を拝見し、とても心強く、そして頼もしく思いました。これからも消防団活動に精励していただきますよう、お願いします」との言葉をいただきました。これからも越谷市消防団は、市民の生命、財産を守るため精進してまいります。