1歳6カ月のころ、姉と一緒に水泳を始めた。小学校低学年で4泳法を習得し、3年生から選手コースに転向した。
　「現在はスウィン南越谷のプールで練習しています。昨年8月の全国大会では、決勝レースに出場し7位。エントリーのときは2位のタイムだったのに、予選8位で決勝進出だったので、試合の厳しさを知りました」。
　悔しさを胸に、直後のジュニアオリンピック大会では優勝をもぎ取った。5月のジャパンオープンで自己ベストを更新し、この夏いよいよ世界へ挑む。
　「今後は自分より強い選手や、年上の選手と戦うことになりますが、競い合う楽しさがプレッシャーを力に変えます。いちばん苦しいゴール前5メートルの接戦を、強い気持ちで泳ぎ切りたいです」。越谷からまた1人、世界を目指し泳ぎ出す。