更新日:2023年5月31日
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埋蔵文化財包蔵地 東方西口遺跡
遺跡の概要
東方西口遺跡(ひがしかたにしぐちいせき)は新大相模保育所建設工事に伴い、平成29年3月に大成町2丁目地内で新たに発見された中世から近世(15世紀後半~18世紀)の遺跡です。
調査の結果、遺跡は元荒川の自然堤防の辺縁部に立地し、井戸や溝がつくられていたことが分かりました。また、井戸には板碑などが廃棄されていました。なお、自然堤防とは洪水時などに河川の流路沿いまたは周辺に砂などが堆積して出来た帯状の微高地です。
これまで市内では中世から近世初頭の遺跡や出土品はほとんど発見されていませんが、東方西口遺跡は市内の数少ない当該時期の様相を示す調査例と言えます。
遺跡の周辺には旧東方村の名主を勤めた中村家があることから、遺跡と中村家との関連性が想定されます。なお、中村家は市指定有形文化財・旧東方村中村家住宅としてレイクタウン地内に移築復元されています。
試掘調査風景
板碑が出土した状況
東方西口遺跡発掘調査報告書
平成29年度及び令和元年度の調査成果について発掘調査報告書を刊行しております。
市立図書館・北部図書館・南部図書室・中央図書室で閲覧・貸出しを行っておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。
また、外部サイト全国遺跡報告総覧で報告書がPDFデータで閲覧できます。
報告書の閲覧・貸出し方法などの確認
越谷市立図書館のホームページで図書館・図書室の貸出し状況が確認できます。
http://lib.city.koshigaya.saitama.jp/(外部サイトで開きます。)
報告書の全国遺跡報告総覧での公開
下記外部リンクに移動し、東方西口遺跡と検索してください。
https://sitereports.nabunken.go.jp/(外部サイトで開きます。)
遺跡の位置
現地説明会
令和2年(2020年)1月10日に現地説明会を実施しました。
市指定有形文化財・旧東方村中村家住宅
旧東方村中村家住宅についてはこちらを参照してください。
このページに関するお問い合わせ
教育総務部 生涯学習課(第三庁舎3階)
電話:048-963-9315
ファクス:048-965-5954