更新日:2021年9月23日
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越谷市指定 有形文化財 越ヶ谷順正会関連資料
越ヶ谷順正会は国民健康保険法成立前の昭和11年に越ヶ谷町に成立した国民健康保険類似組合第1号です。
越ヶ谷順正会の前身は昭和初期に設立された「至誠会」という無尽講で、町税完納を目的とした組織でした。その後、町税の滞納は家族の罹病が大きな原因であることを知り、医療救助を目的とした共済組合「順正会」の設立を目指しました。しかし「順正会」の設立は治安警察法に触れるとして一時頓挫しましたが、国民健康保険制度の成立を目指す内務省の協力を得て昭和11年に「越ヶ谷順正会」が成立しました。その後、昭和13年7月に国民健康保険法が公布されると、「越ヶ谷順正会国民健康保険組合」として認可され、昭和16年には「越ヶ谷町国民健康保険組合」へと発展していきました。
越谷市には順正会に関連する資料として、(1)組織の概要や日誌を記した『創立の動機と日誌』、(2)越ヶ谷順正会の成立から越ヶ谷順正会国民健康保険組合への成立過程を記した『経過書』、(3)「順正会旗」、(4)昭和23年に建立された「相扶共済の石碑」、が残されています。
(指定日:平成9年3月28日、市指定有形文化財(歴史資料)に指定。)
相扶共済の石碑(越谷市役所)
地図
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