更新日:2016年8月22日
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越谷市の指定文化財
越谷市の指定文化財について
地域の歴史を考える上で貴重な歴史資料である文化財はその形状や性質により有形文化財・無形文化財・民俗文化財・記念物・伝統的建造物群などと定義されています。また、土地に埋蔵されている文化財については埋蔵文化財として取り扱っています。それら文化財の中から特に重要ものを指定文化財としています。
越谷市には国指定2件、埼玉県指定7件、市指定64件、合計73件の指定文化財があります。「埼玉県民の鳥」であり、「越谷市の鳥」である「シラコバト」は国指定の天然記念物として指定されており、越谷市周辺が主な生息地として定められています。浄山寺の本尊である「木造地蔵菩薩立像」は平安時代に製作された貴重な事例であり、国指定重要文化財として指定されております。また、下間久里の香取神社で永く受け継がれている獅子舞行事は埼玉県東部及び千葉県西部の獅子舞行事の源流として「下間久里の獅子舞」の名で埼玉県無形民俗文化財として指定されています。さらに、古墳時代後期の生活を窺わせる見田方遺跡、越谷市内で最古の板碑である「建長元年の板碑」、地名の由来ともなっている「越ヶ谷御殿跡」、市内寺院に残されている江戸幕府歴代将軍からの「朱印状」などが越谷市指定文化財として指定されています。
No. | 指定区分 | 種別・種類 | 名称(ふりがな) | 所在地 | 概要 | 指定年月日など |
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1 | 国 | 記・天 | 越ヶ谷のシラコバト | 越谷市周辺 | 本邦でも珍しい小型のハト、灰色にバラ色がまじった色で、首に黒と白の輪があり、生垣防風林などに栄巣。(地域を定めず指定したもの) | S31.1.14 |
2 | 国 | 美・彫 | 木造地蔵菩薩立像 | 野島32 | カヤ材の一木造。平安初期作。慶長5年に彩色補修。 | H28.8.17 |
3 | 県 | 有・彫 | 木造伝正観音菩薩坐像 |
増林3818 |
寄木造、金泥。背板部に嘉元2年の墨書銘、膝裏部に戯画。 |
S56.3.27 |
4 | 県 | 有・考 | 廿一仏板石塔婆 | 増森 薬師堂 | 銘「申待供養」「天正三年八月吉日」。 | S36.3.1 |
5 | 県 | 無 民 | 下間久里の獅子舞 | 下間久里 | 7月15日に公開。祈祷獅子の形態を保持し、県東部系統の特色を持つ。 | S37.3.10指定 |
6 | 県 | 記・史 | 蒲生の一里塚 | 蒲生愛宕町 | 県内の日光街道沿いに遺る唯一の一里塚。 | S60.3.5 |
7 | 県 | 記・天 | 久伊豆神社のフジ | 越ヶ谷1700 | 7本に分幹。 | S16.3.31 |
8 | 県 | 記・旧 | 平田篤胤仮寓跡 | 越ヶ谷1700 | 平田篤胤は江戸後期の国学者、秋田藩佐竹家の家臣。 | S7.3.11指定 |
9 | 県 | 選 民 | 北川崎の虫追い | 北川崎 | 7月24日、大松明を持ち、鉦をたたき,唱えごとを言いながら田んぼを回る。 | S52.3.29 |
10 | 市 | 有・建 | 大聖寺の山門 | 相模町6-442 | 越谷市最大の寺院の山門。銅板葺。 | S42.1.11 |
11 | 市 | 有・建 | 旧東方村中村家住宅 | レイクタウン9-51 |
安永元年(1772)建造の旧東方村下組の名主住宅。式台付き玄関は入母屋。 | S50.5.2 |
12 | 市 | 有・絵 | 斎藤豊作遺作「風景」 | 東越谷4-9-1 | 明治13年(1880)越谷に生まれ、ニ科会創設に参加。 | S47.10.25 |
13 | 市 | 有・絵 | 鳥文斎栄之筆「瓦曽根溜井図」 | 東越谷4-9-1 | 天明、寛政期の美人画三大家の一人。 | S50.5.2 |
14 | 市 | 有・工 | 野島浄山寺の大鰐口 | 野島32 | 天保12年(1841)奉納。鋳物師は西村和泉守。 | S42.1.11 |
15 | 市 | 有・工 | 懸仏 | 中町(中町浅間神社) | 富士山と大日如来を型取った円形銅板の懸仏。 | S47.10.25 |
16 | 市 | 有・工 | 林泉寺の香炉 | 増林3818 | 香の燃え具合によって時刻がわかるもの。木製。 | S61.2.26 |
17 | 市 | 有・彫 | 安国寺の円空仏 | 大泊910 | 1体は堅い建築用廃材。2体は、桐材。 | S50.5.2 |
18 | 市 | 有・彫 | 西福院の円空仏 | 谷中町3-90 | 3体とも檜材。 | S61.2.26 |
19 | 市 | 有・彫 | 弘福院の円空仏 | 北越谷1-21-26 | 阿弥陀如来座像。 | S63.2.27 |
20 | 市 | 有・彫 | 木造阿弥陀如来立像 | 大泊910 | 寄木造、玉眼。 | S57.2.23 |
21 | 市 | 有・彫 | 木造阿弥陀如来坐像 | 大松60 | 桧材、寄木造、彫眼。 | H2.2.20 |
22 | 市 | 有・彫 | 木造阿弥陀如来坐像 | 大松60 | 一木造、彫眼。 | H2.2.20 |
23 | 市 | 有・彫 | 木造会田七左衛門夫婦坐像 | 七左町7-278 | 出羽地区の開発者、観照院の開基。寄木造。 | S57.2.23 |
24 | 市 | 有・彫 | 木造地蔵菩薩立像 | 瓦曽根1-5-43 | 寄木造、玉眼。遊歩行もしくは来迎する姿を表している。 | S57.2.23 |
25 | 市 | 有・彫 | 木造釈迦如来涅槃像 | 越ヶ谷2549 | 市内唯一の涅槃像。寄木造。 | S57.2.23 |
26 | 市 | 有・彫 | 香取神社の彫刻 | 大沢3-13-38 | 慶応2年(1866)浅草山谷町彫刻師長谷川竹次郎の作。紺屋作業の様子が彫刻されている。 | S58.3.31 |
27 | 市 | 有・彫 | 銅造五智如来立像 | 北越谷4-8-5 | 享保3年(1718)から同5年にかけて奉納された立像。青銅、鋳物造。鋳物師は太田駿河守正儀。 | S61.2.26 |
28 | 市 | 有・彫 | 銅造阿弥陀如来立像 | 増林3818 | 鎌倉時代・永仁5年(1297)の作 |
H18.3.23 |
29 | 市 | 有・古 | 北条氏繁掟書 | 相模町6-442 | 元亀3年(1572)大相模大聖寺に与えられたもので、市内最古の文書。 | S45.3.23 |
30 | 市 | 有・古 | 伊奈備前差添書 | 越ヶ谷本町 | 徳川初期の民政対策がわかる。 | S45.3.23 |
31 | 市 | 有・古 | 本陣資料一括(福井家文書) | 大沢 |
越ヶ谷宿に関する貴重な文書。 | S47.10.25 |
32 | 市 | 有・古 | 浄山寺の朱印状 | 野島32 | 徳川家康から寺領下賜の際の朱印状。 | S47.10.25 |
33 | 市 | 有・古 | 代々の朱印状 | 平方249 | 徳川家から賜った朱印状。 | S47.10.25 |
34 | 市 | 有・古 | 寺領寄進朱印状 | 宮本町2-54 | 徳川家から賜った朱印状。 | S58.3.31 |
35 | 市 | 有・古 | 観智国師書状 | 大泊910 | 本末制度確立以前の書状である。 | S59.9.27 |
36 | 市 | 有・古 | 西方村旧記 | 東越谷4-9-1 | 文政年間に編さんされた[伝馬][触書][旧記]からなる和綴本。 | H3.3.28 |
37 | 市 | 有・考 | 建長元年板碑 | 御殿町3-36 | 市内では最古最大の板碑。阿弥陀一尊。 | S45.3.23 |
38 | 市 | 有・考 | 文明3年十三仏板碑 | 増林2687 | 月待供養。 | S47.10.25 |
39 | 市 | 有・考 | 文和3年六字名号板碑 | 大成町・(相模町5丁目櫻堂墓地) | 市内で代表的名号板碑。「南無阿弥陀仏」。 | S47.10.25 |
40 | 市 | 有・考 | 貞治6年七字題目板碑 | 大道 | 市内で代表的題目板碑。「南無妙法蓮華経」。 | S47.10.25 |
41 | 市 | 有・考 | 天文22年弥陀三尊図像板碑 | 大成町 | 庚申待供養。 | S47.10.25 |
42 | 市 | 有・考 | 承応2年庚申塔 | 大成町 | 板碑型の文字供養塔。 | S47.10.25 |
43 | 市 | 有・考 | 廿一仏板石塔婆 | 東町5-238 | S60.9.27 | |
44 | 市 | 有・歴 | 徳川家康の夜具 | 相模町6-442 | かい巻。絹地で菊を配した柄模様のなかに三つ葉葵が各所に配されている寝衣。 | S58.3.31 |
45 | 市 | 有・歴 | 清蔵院の山門 | 蒲生本町13-41 | 龍の彫刻や虹梁の彫刻が江戸初期の様式。 | S59.9.27 |
46 | 市 | 有・歴 | 一乗院の建具 | 三野宮618 | 神奈川御殿の解体資材が使用されている。板戸、欄間。 | S59.9.27 |
47 | 市 | 有・歴 | 会田家歴代の墓所 | 神明町 | 代々伊奈氏の譜代家臣として功績を残した会田家の墓所。 | S61.2.26 |
48 | 市 | 有・歴 | 呑龍上人供養墓石 | 平方249 | 「子育呑龍」と称された呑龍上人の供養墓石。 | S62.1.29 |
49 | 市 | 有・歴 | 平田篤胤奉納大絵馬 | 越ヶ谷1700 | 「天之岩戸開」の大絵馬。文政3年(1820)の銘あり。 | S62.1.29 |
50 | 市 | 有・歴 | 越谷吾山供養墓石 | 越ヶ谷本町・[天嶽寺(越ヶ谷)] | 方言学の租と評価された越谷吾山の墓石。 | H4.11.28 |
51 | 市 | 有・歴 | 窮民救済の碑 | 瓦曽根1-5-43 | 天保の大飢饉に農民を救済したことを記した碑。碑文と歌詞は国学者渡辺荒陽。 | H6.3.28 |
52 | 市 | 有・歴 | 越巻中新田の産社祭礼帳 | 新川町 | 江戸時代から現代まで、産社祭礼を中心として災害、年貢、救恤、鎮守社、助郷関係などの記録を書き継いだ綴帳。 | H7.4.28 |
53 | 市 | 有・歴 | 越ヶ谷順正会関連資料 | 東越谷4-9-1 越ヶ谷4-2-1 |
全国で初めての疾病者救済を目的とした保健組織。国民健康保険制度発祥の地の資料。 | H9.3.28 |
54 | 市 | 有・歴 | 三ノ宮卯之助銘の力石 | 三野宮333 |
三ノ宮卯之助の銘が刻まれた力石6個 | H25.3.29 |
55 | 市 | 民・有民 | 第六天の算額 | 下間久里 | 下間久里の第六天の算額。 | S50.5.2 |
56 | 市 | 民・有民 | 「観音堂の縁日風景」絵馬 | 大泊104 | 縁日風景絵馬。 | S59.9.27 |
57 | 市 | 民・無民 | 越谷の木遣歌 | 江戸系木遣歌17曲目が伝承されている。 | H2.2.20 | |
58 | 市 | 記・史 | 見田方遺跡 | 大成町3・5・6丁目、東町4丁目 | 古墳後期の竪穴住居址。 | S42.1.11 |
59 | 市 | 記・史 | 清浄院開山塚 | 大松60 | 鎌倉時代後期の示寂といわれる開山僧の円墳。 | S52.1.25 |
60 | 市 | 記・史 | 越谷吾山句碑 | 越ヶ谷1700 | 嘉永2年(1849)正月の建碑。 | S58.3.31 |
61 | 市 | 記・名 | 久伊豆神社社叢 | 越ヶ谷1700 | 久伊豆神社境内の樹林。 | S42.1.11 |
62 | 市 | 記・天 | 林泉寺駒止のマキ | 増林3818 | 家康が馬を止めたという。 | S42.1.11 |
63 | 市 | 記・天 | ラクウショウ | 越ヶ谷2566 | 県内でもめずらしいヌマスギ科の落葉針葉樹。 | S42.1.11 |
64 | 市 | 記・天 | 有瀧家のタブノキ | 中町8-26 | S42.1.11 | |
65 | 市 | 記・天 | 大聖寺のタブノキ | 相模町6-442 | S58.3.31 | |
66 | 市 | 記・天 | 浅間神社のケヤキ | 中町 | 市内最大のケヤキ。 | S58.3.31 |
67 | 市 | 記・天 | 中村家のイチョウ | 東越谷 | 雌株。 | S58.3.31 |
68 | 市 | 記・天 | 聖徳寺のイチョウ | 北川崎18 | 雌株。 | S59.9.27 |
69 | 市 | 記・天 | 森家のイチョウ | 平方 | H1.3.31 | |
70 | 市 | 記・天 | 田中家のクスノキ | 川柳町 | S62.1.29 | |
71 | 市 | 記・天 | 中村家のクスノキ | 大成町 | S63.2.27 | |
72 | 市 | 記・旧 | 越ヶ谷御殿跡 | 御殿町3番周辺 | 家康・秀忠がよく逗留した宿泊所。およそ六町余歩。 | S47.10.25 |
73 | 市 | 記・旧 | 千徳丸供養塔 | 瓦曽根・照蓮院 | 武田勝頼の遺児千徳丸の供養塔。 | S50.5.2 |
凡例
美・彫 美術工芸品(彫刻)
有・建 有形文化財(建築物)
有・絵 有形文化財(絵画)
有・彫 有形文化財(彫刻)
有・工 有形文化財(工芸品)
有・書 有形文化財(書籍・典籍・古文書)
有・考 有形文化財(考古資料)
有・歴 有形文化財(歴史資料)
無 文 無形文化財
有 民 有形民俗文化財
無 民 無形民俗文化財
記・史 記念物(史跡)
記・旧 記念物(旧跡)
記・名 記念物(名勝)
記・天 記念物(天然記念物)
選 民 選択 無形民俗文化財
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