更新日:2024年11月22日
ページ番号は94821です。
越谷久伊豆神社の本殿・神楽殿・手水舎が国登録有形文化財へ
国の文化審議会は、11月22日に、越谷久伊豆神社(越ヶ谷1700)の本殿・神楽殿・手水舎の3件を登録有形文化財(建造物)に登録するよう、文部科学大臣に答申しました。この結果、官報告示を経て、国登録有形文化財となる予定であり、神社建築物としては市内初の登録となります。
登録見込み建造物の概要
越谷久伊豆神社は、創建年代は不明ですが、江戸時代には徳川家康・国学者平田篤胤らと関わりの深い神社で、平田篤胤が奉納した大絵馬や地域ゆかりの石造物が数多く残されています。長い参道を含む境内地は越谷市指定名勝および市環境保全区域に指定されています。
本殿
境内の北側に位置する本殿は、寛政元年(1789年)に建設され、精緻な彫刻で飾った装飾華やかな建物です。
神楽殿
境内の参道東側に位置する神楽殿は、明治前期に建設され、舞台の三方に高欄付きの縁を廻らし、現在もお神楽の舞台として利用されています。
手水舎
境内の参道東側に位置する手水舎は、嘉永2年(1849年)の銘がある手水鉢を覆う建物で、手水鉢と同時期の江戸時代末期の建設とされています。
写真は全て株式会社文化財工学研究所撮影
登録有形文化財(建造物)とは
文化財保護法に基づき、建築後50年を経過している建造物で、次のいずれかの基準に当てはまるものが登録の対象となります。
- 国土の歴史的景観に寄与しているもの
- 造形の規範となっているもの
- 再現することが容易でないもの
登録有形文化財(建造物)について詳しく知りたい方は、文化庁のホームページをご覧ください。
登録に関するご相談
越谷市内で上記基準に当てはまる可能性のある建造物を所有し、登録を検討したいという方は、下記問い合わせ先にご相談ください。
なお、登録制度に申請する場合には、建物の登記が完了している必要があります。
このページに関するお問い合わせ
教育総務部 生涯学習課(第三庁舎3階)
電話:048-963-9315
ファクス:048-965-5954