更新日:2023年11月28日
ページ番号は58400です。
埋蔵文化財包蔵地 増林中妻遺跡
遺跡の概要
増林中妻遺跡(ましばやしなかつまいせき)は平成29年12月に教育委員会が実施した遺跡の有無を確認する試掘調査により、増林地内の水田で新たに発見された古墳時代前期(3世紀後半)の遺跡です。
調査の結果、古墳時代前期の遺跡としては発見例の少ない自然堤防上に立地している遺跡であること、また、竪穴住居跡やススのついた甕が見つかり、その場に住居を構え、煮炊きをして生活をしていたことが明らかになりました。
なお、自然堤防とは洪水時などに河川の流路沿いまたは周辺に砂などが堆積して出来た帯状の微高地とされており、昔、元荒川が御殿町から花田を迂回して東越谷に至る湾曲した流れであったため、増林地内にも元荒川の自然堤防が存在し、増林中妻遺跡が形成されたと考えられています。
これまで市内最古の遺跡は、レイクタウン地内に所在する古墳時代後期(6世紀後半)の見田方遺跡が知られていましたが、増林中妻遺跡は市の歴史を塗り替える発見となりました。
竪穴住居跡
甕が出土した状況
出土品の展示場所
出土品は越谷市指定有形文化財「旧東方村中村家住宅」内の、昔を伝える展示室に展示しています。
遺跡の位置
増林中妻遺跡の周辺位置
このページに関するお問い合わせ
教育総務部 生涯学習課(第三庁舎3階)
電話:048-963-9315
ファクス:048-965-5954