更新日:2023年6月23日
ページ番号は58420です。
籠染灯籠(浴衣の籠染め)
籠染灯籠とは
「
二本の円筒型の真鍮の型(籠)を使い、その間に生地を通すことで生地の裏表に同時に糊付けを行い、それぞれ別の染める柄を写しとることができるのが特徴です。
籠染めで染められた生地で仕立てられた浴衣は、裏表の柄が異なるため、大いに人気を博しました。
しかし、大量生産や海外からの輸入により安価な浴衣が市場に増えたことによって受注量が激減したため、現在では籠染めによる浴衣染めは行われなくなりました。国内で最後まで籠染めが行われていたのは、市内の有限会社 中野形染工場です。
その、かつて籠染めで使っていた籠を活用し、日本古来の伝統的な柄と籠つくりの伝統技法を保存することを目的に誕生したのが「籠染灯籠」です。
籠染灯籠は、平成23年当時の市産業雇用支援センター 創業支援室(二番館)で創業したデザイン会社「ハナブサデザイン」が、有限会社 中野形染工場とタイアップし、プロデュースした作品です。
伝統工芸に新たな
籠染灯籠の特徴
籠染灯籠は、かつて浴衣の籠染めに使用していた型(籠)を活用して作られています。
籠は、埼玉県伝統工芸士の中野 留男 氏の手によって、一つ一つ「伊勢型紙」という型紙を真鍮版に写しとられ、手作業で型抜きをして作られます。
籠染灯籠は、籠の内側に和紙を入れ、籠をランプシェードとして使用することで、籠に刻まれた繊細な和柄を浮かび上がらせます。
柔らかく落ち着いた雰囲気を創り出すことができ、日本の浴衣の伝統的な柄でありながら、和室だけでなく、和モダン、洋室、いずれにも合う、幻想的な空間を演出します。
店の軒先に並ぶ男女柄の籠染灯籠
並べて展示された籠染灯籠
籠染灯籠が壁に浮かび上がらせる紋様
古民家に設置された籠染灯籠
市内の展示場所
旧日光街道沿いの商店
(越ヶ谷1~3丁目付近)
はかり屋
(越ヶ谷本町8-8)
東武スカイツリーライン 越谷駅構内トイレ(弥生町4-11)
事業所
このページに関するお問い合わせ
環境経済部 経済振興課 地域産業推進室(第三庁舎4階)
電話:048-967-4680
ファクス:048-963-9175