更新日:2025年10月20日
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令和6年度(2024年度)国民健康保険の決算状況
医療費の節減、保険税の期限内納付にご協力を
国民健康保険は、医療保険事業を行うため、市の一般会計から独立した特別会計で運営しています。加入者1人当たりの医療費は年々増加しており、国保財政は大変厳しい状況です。日頃から、健康管理、医療費の適正化、保険税の期限内納付にご理解・ご協力をお願いします。
決算状況
令和6年度における本市の国民健康保険の決算状況については、歳入総額が295.1億円、歳出総額が285.9億円となります。
1.増え続ける医療費と厳しい国保財政
国民健康保険(以下、国保)は、病気やケガをしたときに安心して医療を受けられるように、被保険者が保険税を出し合い、お互いに支えあう制度です。
社会保険の加入対象の拡大や、後期高齢者医療制度への移行により、被保険者は減るなか、高齢化や一人当たり医療費の増加などにより、国保の財政基盤が大きく揺らいでいます。
国保は、市の一般会計から独立した特別会計で運営しており、医療にかかる費用は「保険税」や「国・県からの交付金等」で賄うのが原則ですが、毎年多額の法定外繰入金を一般会計から繰り入れています。この繰入金は赤字と定義され、県の方針に基づき令和8年度までの赤字解消が求められています。
現在市町村によって保険税率等は異なりますが、県内どこに住んでいても、同じ所得・世帯構成であれば、同じ保険税となる保険税水準の統一を県全体で目指しており、その実現には赤字解消が必要となります。
2.医療費の節減にご協力を
〇特定健診やがん検診を受けて病気の予防や早期発見を
加入者の皆さんが健康を維持することが、医療費の節減と国保財政の健全化につながります。
健康管理のために、特定健診やがん検診を受けましょう。
〇ジェネリック医薬品の使用で医療費の節減を
新薬と比べ低価格なジェネリック医薬品を使用しましょう。新薬から切り替えることで窓口負担の節約にもつながります。
3.国保税の期限内納付にご協力を
保険税は医療費を賄うための大切な財源ですので、納期内の納付をお願いします。うっかり納付し忘れることを防ぐためにも、口座振替をご利用ください。特別な事情などで納付が困難な場合はご相談ください。
4.持続可能な国保制度に向けて
多額の赤字を抱えるなか、国保制度を持続可能なものとするためには、令和8年度の保険税の見直しは避けられない状況にあり、現在国民健康保険運営協議会で協議を進めています。
市の取り組みはもちろんのこと、加入者一人ひとりが健康意識を高め、医療の適正な利用を心がけ、加入者全体で制度を支えることが大切です。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
このページに関するお問い合わせ
保健医療部 国保年金課
電話:048-963-9146