越谷市では、道徳教育を振興するため、越谷市道徳教育振興会議を平成3年度に設置し、「やさしいと　いわれる越谷（まち）に　思いやり」をキャッチフレーズとして取り組み、令和6年度で34年目を迎えます。未来を切り拓く子供達が、思いやりあふれた越谷で、自分のもつ可能性を発揮できるよう、学校・家庭・地域社会の連携のもとに道徳教育の充実・振興のための提言をさせていただいております。

　令和6年5月24日(金曜日)には、令和6年度第1回越谷市道徳教育振興会議を開催し、学識経験者、産業経済関係者、社会教育関係者からなる委員の方に御出席いただきました。振興会議では、本会議の実施内容として、調査・研究された内容を広く普及・啓発していくことや、幼・小・中・県立学校の中から8園・校を道徳教育推進園・校として委嘱し、道徳教育推進の実践を広く市民に紹介し啓発を図ること等について、確認いたしました。今年度は、10月に現地研修会を市内中学校で開催するほか、11月にはやさしさ賞選考会、令和7年2月には道徳教育実践発表会を開催する予定です。

　また、当日には道徳教育推進園・校委嘱状交付式を開催し、今年度より2年間の委嘱を行いました。越谷市が平成3年度に文部省・埼玉県より道徳教育推進市町村の指定を受けた際、市内の一地区の事業に終わらせず、市ぐるみでの取組にするために、何年かかけて市内全ての幼稚園と学校が推進園・校となることで、越谷市を道徳的に豊かな市にしていこうというねらいのもと、現在まで進められている取組です。

　そして、令和6年7月3日(水曜日)には、「心の教育」研修会を越谷市内小学校で開催しました。市内各小・中学校から道徳教育推進教師等の先生方が参会し、道徳授業の参観や指導者の先生の御講演をとおして、子供たちの心の成長をめぐる状況や今後重視すべき心の教育の視点について、明らかにすることができました。

　本事業は今年度も、多くの方々から御理解や御協力をいただきながら、道徳教育の振興に努めてまいります。