越谷市では、道徳教育を振興するため、越谷市道徳教育振興会議を平成3年度に設置し、「やさしいと　いわれる越谷（まち）に　思いやり」をキャッチフレーズとして取り組み、令和6年度で34年目を迎えます。未来を切り拓く子供達が、思いやりあふれた越谷で、自分のもつ可能性を発揮できるよう、学校・家庭・地域社会の連携のもとに道徳教育の充実・振興のための提言をさせていただいております。

　令和6年10月11日（金曜日）には、令和6年度第2回越谷市道徳教育振興会議及び現地研修会を、越谷市内中学校で開催しました。越谷市道徳教育振興会議委員が道徳教育推進校を視察し、越谷市内の児童生徒の現状を把握するとともに、道徳教育推進事業についての成果と課題について考えました。

　勤労に関する教材を扱った道徳の授業を参観後、委員の方からは、

「子どもたちは、自分の考えを自分の言葉で話すことができていて、素晴らしい」

「『働くこと』に対する子どもたちの考えは、授業前は『お金を稼ぐ』が一番であったが、授業を通して、『人との交流』や『夢の実現』『人の役に立つこと』の意見が大きく増え、子どもたちの変容が見られた」

「お金を稼ぐことを通して『人とのつながり』にも触れた教材であったので、『社会の一員としての在り方』を考えられると、さらに良いと思った」

という意見が上がりました。

　さらに、委員の方が所属する団体の活動について、情報交換を行いました。越谷市では、子どもたちの豊かな心を育てるために、各団体でさまざまな体験活動が行われていることを改めて確認いたしました。今後も、学校や家庭、地域社会の連携の下、「やさしいと　いわれる越谷（まち）に　思いやり」をキャッチフレーズに、道徳教育の振興に努めてまいります。