更新日:2023年2月17日
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令和4年度人権講演会を開催しました!
令和4年度人権講演会を開催しました
人権講演会は、様々な人権問題に対する正しい理解と認識を深めるため、毎年開催しています。
令和4年度は、令和5年1月31日(火曜日)に越谷コミュニティセンター・大ホールで開催しました。
講演
午後1時40分から、「世界と溶け合う僕らの社会~日本で育ったアフリカ少年が見た景色~」と題して、漫画家でタレントの星野ルネさんによる講演を行いました。
講師の星野ルネさんはアフリカのカメルーン生まれで、4歳の時に日本に移住しました。幼少期から絵を描くのが好きで、言葉がうまく話せない頃は絵を通じて仲間とコミュニケーションをとっていたそうです。アフリカと日本、双方の文化に触れて生活する中で、自身の生い立ちが人々の関心を集めることを発見し、25歳の時に放送作家を目指して上京しました。
Twitterに、自身の体験や身近な出来事を、マイノリティへのエールと共に描いた漫画が話題を呼び、2018年に『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』を出版しました。日本人の先入観によるコンプレックスと向き合い、それを前向きに生きる力に変換して、制作活動や講演活動を積極的に行っています。
星野さんは「いろいろな個性をもった人同士の思い込みやすれ違いを解決するには、まずはお互いを理解することが大切」だと強調し、日本のことわざを紹介しながら、和やかな雰囲気でお話しされていました。
会場を訪れた皆さんは、星野さんの問いかけに挙手して参加する等、講演に興味深く聞き入っていました。
開会行事
講演の様子
展示
大ホール前のホワイエには、人権擁護委員の活動紹介のほか、市内小中学校の児童生徒による人権標語看板や人権行灯、被災地の復興への願いを込めた折鶴など、人権に関する各種資料を展示しました。
展示の様子(人権標語等)
展示の様子(人権行灯)
映画上映
講演の後、人権啓発映画「夕焼け」を上映しました。
幼い弟の世話や家事に追われる、中学2年生の女子生徒が主人公です。彼女は、「家族のことは家族でするのが当たり前」という思い込みから、気持ちを押し殺して生活しているヤングケアラーです。しかし、あることをきっかけに、将来に向き合うための一歩を踏み出します。
身近なテーマについて、参加者の皆さんが改めて考えるきっかけとなりました。
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