更新日:2024年11月22日
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【ご報告】野口冨士男文庫開設30周年記念『野口冨士男戦前日記』出版のクラウドファンディングについて
ご支援ありがとうございました。
『野口冨士男戦前日記』出版に向けて、目標金額100万円のクラウドファンディングを実施し、27件79万7,000円のご寄附をいただきました。ご支援いただいた皆様、ありがとうございました。
『野口冨士男戦前日記』は、越谷市立図書館2階参考調査室にて3,000円で販売しています。
なお、ご寄附いただき名入れを希望された方につきましては、越谷市立図書館2階野口冨士男文庫展示コーナーにて、ご芳名を掲出しました。(2025年3月30日(日曜日)まで)
12月19日(木曜日)まで特別展「『野口冨士男戦前日記』の世界」も開催しておりますので、図書館にお越しの際は、ぜひ野口冨士男文庫まで足をお運びください。
ガバメントクラウドファンディングについて
自治体ふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングで、ふるさと納税の寄附金の使いみちをより具体的にプロジェクト化し、このプロジェクトに共感した方から寄附を募る仕組みです。
実施期間
令和6年(2024年)4月26日(金曜日)から令和6年(2024年)7月24日(水曜日)
寄附実績
- 寄附件数 27件(26名 1団体)
- 寄附金額 79万7,000円
寄附金の使いみち
いただいた寄附金は、『野口冨士男戦前日記』作成費用の一部として活用いたします(総事業費300万円)。
※目標金額に達しなかった場合でも日記作成の財源として活用いたします。
『野口冨士男戦前日記』を作成しました。
- 発行日 令和6年(2024年)11月22日
- 価格 3,000円(税込み)
- 発行部数 1,000部
野口冨士男とは
野口冨士男は、日本の文壇の中心人物でした。
1911年(明治44年)7月4日、東京生まれ。慶應義塾大学中退、文化学院卒。
1940年(昭和15年)3月3日、越ヶ谷町仲町の歯科医早川三郎の三女直(なお)と結婚。
同年、『風の系譜』(青木書店)で文壇に登場し、その前後から戦後にかけて多くの同人雑誌に関係を持ち、その後文壇で活躍。多くの文学賞を受賞するなど純文学の中心人物となりました。(日本文藝家協会理事長・日本藝術院会員)
代表作に『徳田秋聲傳』『徳田秋聲の文学』『わが荷風』『かくてありけり』『なぎの葉考』『風のない日々』『誄歌』『感触的昭和文壇史』『しあわせ』など。
1993年(平成5年)11月22日、呼吸不全のため永眠。享年82歳でした。
野口冨士男 自宅にて(1941年、29歳)
野口冨士男文庫とは
野口の妻、直が越ヶ谷町(現在の越谷市)出身で、自身も終戦直後の一時期越ヶ谷に住み、海軍応召時の栄養失調症を癒した縁により、生前から取り決めを交わし、1994年(平成6年)に著書や書簡、遺品など3万点以上の資料が越谷市立図書館へ寄贈されました。
同年10月、越谷市立図書館内に野口冨士男文庫を開設し、毎年秋に講演会と特別展を開催しています。
1997年(平成9年)、蔵書目録の刊行に伴い、図書・雑誌を公開しました。
また野口冨士男文庫運営委員会が発足し、1999年(平成11年)からは小冊子「野口冨士男文庫」を毎年刊行。今年度は第27号となります。
野口冨士男文庫展示コーナー
戦前日記について
戦前日記とは
野口は常日頃からその日常をメモしており、膨大な日記を書き残しています。
今回作成した戦前日記では、その中でも1933年(昭和8年・野口冨士男21歳)から海軍に応召される1944年(昭和19年・野口冨士男33歳)までの日記を収録し、1,000冊作成いたしました。
克明な時代の記録として、また日記文学としても読みごたえのある1冊です。
戦前日記の原資料
過去に出版した刊行物
『越ヶ谷日記』
2011年(平成23年)11月
2,000円
『越谷小説集』
2014年(平成26年)11月刊行
2,200円
このページに関するお問い合わせ
教育総務部 図書館 参考担当
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