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野生復帰に向けた播種実験(令和3年)〜コシガヤホシクサの野生復帰を目指して

更新日:2021年4月19日

越谷市では、「越谷」の名を持つ貴重な植物であるコシガヤホシクサを越谷で野生復帰させる取り組みを進めています。市では専門家や関係機関と検討・協議を進めた結果、平成26年(2014年)から、野生復帰に必要となる生育条件のデータ収集などのために、葛西用水路で播種実験を行っています。

これまでの実績

平成26年〜平成29年(2014年〜2017年)

用水の川底を実験区画として、2〜3月に種をまき、その後4月に用水が入る前には発芽していました。用水が入った後も水中調査を行い、6月頃までは生存を確認できましたが、その後見られなくなっています。毎年、種子の数を増やしたり、水流や水生生物の影響を抑止するネットを外周に設置するなど条件を変えていますが、同様の結果が続きました。
一方、葛西用水路のショウブ田の一部に整備した見本園では、開花し種子を残すことができました。

平成30年〜令和元年(2018年〜2019年)

実験区画を川底より高くして木枠で囲み、より生育しやすい環境を整えました。その結果、用水が入った後も順調に育ち、平成30年の実験から開花し、種をつけることに成功しています。

令和2年(2020年)の実験結果

実験の条件として、木枠や区画の高さはこれまでと同じとし、使用する土の種類、用水に水が入るまでの潅水などについて条件を変え、個体数を毎月測定しました。実験の結果は次のとおりでした。
(1)土の種類は、現地の土に黒土を混ぜたものより、現地の土をそのまま使ったものの方が、個体数が多かった。
(2)潅水を行った方が、初期の個体数が多かったが、実験後期では、潅水を行わないものとの差がほとんど見られなかった。

実験前の状態(3月)

令和2年実験前の写真

開花したコシガヤホシクサ(9月)

実験終了後(11月)

開花、結実後のコシガヤホシクサから11月6日に種を採取しました。また、一部の区画は自然に発芽させるため種を採らずに残しました。下の写真では左から2列目になります。

実験後の写真

令和3年(2021年)の実験

将来の野生復帰に向けて、次の3点について条件を変えて実験を行います。
(1)自然発芽(前回の種子を残した)区画と播種した区画
(2)外周ネットを設置した区画と設置していない区画
(3)木枠と実験区画地表との段差がある区画と段差をなくした区画

試験区の状況(4月)

試験区の状況写真

今年も葛西用水路に水が入り、実験が始まりました。これから随時、生育のようすをお伝えしていきます。

お問い合わせ

環境経済部 環境政策課
電話:048-963-9183 ファクス:048-963-9175

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