更新日:2017年10月26日
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種子を増やすための栽培〜コシガヤホシクサの野生復帰を目指して
越谷市では、「越谷」の名を持つ貴重な植物であるコシガヤホシクサを、越谷で野生に復帰させる取組を進めています。取組の一つとして、種子を保存し、増やすための栽培を、平成23年から越谷市農業技術センターで行っています。
農業技術センターでの栽培
これまでの実績
平成23年からこれまで、約5千〜6万粒の種子からコシガヤホシクサを育て、40万粒以上の種子を採取しています。この種子は、翌年の栽培や、葛西用水路での播種実験に使われています。
コシガヤホシクサは、水草の一種なので、水槽を使って育てています。2月に種をまき、春先に発芽します。その後大きく育った株がより生長しやすくなるように、7月に一定の間隔に植え替えます。8〜9月に花をつけ、冬に種子をつけて枯れるため、種子が成熟する12月頃に採取しています。
コシガヤホシクサ栽培の一年
これからの取り組み
コシガヤホシクサは、春に発芽し、生長して種子を実らせ、冬に枯れる「一年草」で、種子は長期保存ができない性質です。種子を残すためには、毎年栽培を続けなければなりません。市では、今後も農業技術センターでの栽培を続けていく予定です。
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