更新日:2022年8月1日
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【コラム】日本は男女平等が遅れている国?(ジェンダー・ギャップ指数とは)
日本は男女平等が遅れている国?
2022年の日本の男女平等指数
世界経済フォーラムは、毎年、世界各国の男女平等度合いを指数化した「ジェンダー・ギャップ指数」を発表しています。2022年の日本の順位は、調査対象146カ国中116位でした。日本は、先進7カ国(日本・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・カナダ)の中で最下位ということで、日本が先進国にも関わらず、男女平等という面で大きく遅れている国ということがわかります。
国名 | 総合順位 | 経済順位 | 教育順位 | 健康順位 | 政治順位 |
---|---|---|---|---|---|
ドイツ | 10 | 75 | 81 | 70 | 8 |
フランス | 15 | 40 | 1 | 81 | 20 |
イギリス | 22 | 44 | 33 | 105 | 24 |
カナダ | 25 | 43 | 1 | 94 | 31 |
アメリカ | 27 | 22 | 51 | 83 | 38 |
イタリア | 63 | 110 | 59 | 108 | 40 |
日本 | 116 | 121 | 1 | 63 | 139 |
(備考)調査対象は146カ国です。
ジェンダー・ギャップ指数となにか
どうしてこんな順位になっているのか、その理由は、ジェンダー・ギャップ指数の出し方にあります。
この指数は、「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野における男女格差を総合して割り出していますが、日本は「経済」と「政治」の分野で指導的な立場にいる女性が少ないため、順位が低くなっているのです。
日本は、識字能力や初等教育の就学などの分野で上位にランクインしている一方で、「経済」「政治」の分野で下位であるなど、分野によってスコアに大きな差が見受けられます。
女性の活躍と経済発展
女性が社会進出することの是非については、人それぞれ、さまざまな意見があると思います。ただ、この「ジェンダー・ギャップ指数」を公表している機関がどこなのかということは、再度確認してみる必要があるかもしれません。
「世界経済フォーラム」、つまり、経済に関する国際的な機関なのです。そもそも、100カ国以上にのぼる国々について、各分野の男女平等状況を指数化し、分析して、毎年報告書として公表するということは、大変な手間と資金のかかることです。
世界経済フォーラムがジェンダー・ギャップ指数を毎年公表しているということ、それはつまり、女性の活躍と経済発展が密接な関係にあることが、すでに世界の常識となってきていることを示すものでもあるのです。
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