更新日:2024年7月7日
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【消費者庁より注意喚起】サウナ浴での事故に注意―体調に合わせて無理せず安全に―
サウナ浴については、近年、マンガやドラマ、各種メディアで取り上げられたことがきっかけで、健康効果のみならず、爽快感やリラックス効果などが注目されています。また、入浴施設だけでなく、スポーツ施設等でも当たり前のようにサウナが見られ、施設等によっては、様々なタイプのサウナを設けるなどの工夫がなされています。
性別を問わず幅広い年代の人々にサウナ浴が楽しまれるようになってきている中、サウナ室内でやけどや打撲をするなど複数の事故情報が消費者庁に寄せられました。
(消費者庁ホームページより引用)
1 サウナ浴での事故の状況について
事故情報データバンクには、これまでサウナ浴に関する事故情報が78件登録され、受傷者数は82人となっています(2024年4月末日時点)
- 事故情報の登録件数の推移 事故情報を年度別にみると、2014年度から2021年度までは平均して4件程度でしたが、2022年度、2023年度はそれぞれ10件となっています。
- 事故発生場所 受傷者の半数以上を占める45人が「入浴施設」で受傷しています。次に、「宿泊施設」で15人、「スポーツ施設」で13人が受傷しています。
- 受傷内容 受傷内容は、「やけど」が31件、「切り傷・擦り傷等」が24件、「骨折・打撲」が14件という順で並び、受傷内容が不明な2人を除くと、これらの合計が全体の約9割(86.3%)を占めています。
傷病の程度は不明なものを除くと「1~2週間」が18人と最も多くなっており、次いで「治療1週間未満」が14人、「1か月以上」が13人となっています。 - 受傷者の年齢 「40~59歳」が28人、「60~79歳」が25人となり、年齢が不明な11人を除くと、合わせて全体の約7割(74.6%)を40~79歳が占めています。なお、40歳未満の受傷内容は「やけど」や「切り傷・擦り傷等」などの外傷がほとんどであるのに対し、40歳以上の受傷内容は、外傷のほか、「めまい・意識障害」や「循環器障害」なども含まれています。
2 事故事例
【事例1】 サウナを利用中、熱いと思ったものの、10分間ヨガのポーズをとり続け、臀部にやけどを負った。(20歳代 女性)
【事例2】 温泉施設内の貸切りサウナを利用中、椅子から立ち上がった際に壁面にむき出ていた裸電球が背中に当たってやけどをし、治療が必要となった。(20歳代 男性)
【事例3】 個室サウナを利用中、床の段差で足を滑らせ転倒し、右ひじを打撲した。(40歳代 女性)
【事例4】
スポーツクラブのサウナを利用中、心臓発作を起こし3日間入院。医師からサウナ等は利用しないよう言われていた。以前心筋梗塞を起こしたことがあった。(50歳代 女性)
3 ご注意いただきたいポイント
- 掲示されている入浴上の注意事項を確認し、正しい利用を心掛けましょう。
- サウナ室内での思わぬやけどに注意しましょう。
- サウナ室での出入りでの急な行動に注意しましょう
- 温度に体を慣らすことを意識しましょう。
- 自身の体調等を踏まえて、無理のないサウナの利用を心掛けましょう。
- サウナ室内で体調に異変を感じるなどした場合は、すぐに周囲の人や施設の従業員に知らせましょう。
4 消費者庁からの情報提供
詳細は下記をご確認ください。
このページに関するお問い合わせ
消費者庁消費者安全課
電話:03-3507-9200
市民協働部 くらし安心課(本庁舎3階)
電話:048-963-9156 ファクス:048-965-7809