更新日:2025年2月10日
ページ番号は98504です。
令和6年度消費生活講座『高齢者向け住まいの種類と選び方のポイント』を開催しました!
令和7年1月30日(木曜日)に、公益社団法人 全国有料老人ホーム協会 参与の倉田 久(くらた ひさし)さんを講師としてお招きし、中央市民会館にて消費生活講座『高齢者向け住まいの種類と選び方のポイント』を開催しました。当日は来場の参加・オンライン参加を合わせて115名の参加があり、大盛況となりました。
1 講座の内容について
講座では、高齢者向け住まいの種類や有料老人ホームに関する基礎知識といったことの説明から始まり、実際に全国有料老人ホーム協会に寄せられる相談や苦情、それらを分析した上で、有料老人ホームを選ぶ際の気をつけることや着目すべきポイント等を90分間にまとめて分かりやすくお話ししていただきました。
消費者トラブルという目線で今回の講座を振り返ると、入居後のトラブルを回避するためにも「重要事項説明書」の活用と「入居契約書」の内容を確認することの2点が大切なポイントとして挙げられていました。「重要事項説明書」は施設内容や契約内容についての重要な事項を記載しており、法によって入居希望者への説明が義務付けられているものになります。
入居後に寄せられる相談や苦情で多いのは、入居後に入院、手術をし、退院許可が出たが、老人ホームに受け入れを拒否されたということや、退去時の原状回復費用が高いこと、退去時の返還金の少なさ、サービスごとの支払い費用が予想以上に高いことなどがあるそうです。
講座終了後のアンケートでは回答者の8割以上が講座の内容に関して「とても良かった」「良かった」と回答しており、今回の講座が皆さんにとって有意義なものになったのではないかと感じています。高齢者向け住まいを選ぶときには、事前によく調べ、実際に足を運んで、自分に合った住まいを見つけられるようにしましょう。
2 有料老人ホームや高齢者向け施設選びで気を付けること
講師の倉田さんより、講座の最後にまとめとして挙げられていた施設選びのポイントは以下の通りです。
- 住み替えのタイミング
- 複数の施設を見学して、比較する(自分の肌に合うところを選ぶ)
- 気に入った施設は、複数回訪問する(重要事項説明書で詳細を確認する)
- 100点満点の施設はない(どこにこだわるか。ネガティブ情報も入手する)
- 決めるときは決める
このページに関するお問い合わせ
市民協働部 くらし安心課 市民生活担当(本庁舎3階)
電話:048-963-9156
ファクス:048-965-7809