更新日:2023年8月26日
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「越谷サンシティ整備基本計画」の一部見直しについて
「越谷サンシティ整備基本計画」の一部見直しについて
越谷サンシティ整備事業については、関係者の皆様、市民の皆様のご理解をいただきながら、昨年(令和4年/2022年)5月に事業スケジュールを1年延期するという判断をさせていただきました。これは、当時、コロナ禍の収束が見えず、さらにウクライナ情勢の影響等により、エネルギーや建設資材価格が大幅に高騰するなど、社会経済情勢の著しい変化が生じており、不安定そして不確定な要素が多く、一旦立ち止まって見極める期間が必要と判断したものです。
この間、熟慮を重ねてまいりましたが、このたび、「持続可能な行政運営とは何か」「市民の皆さんにとって最も有益なのは何か」という視点から、本事業については、本市の財政負担を極力抑制しつつ、当初から目指していた「にぎわい」を創っていきたい、そのため、現行の計画(建物すべての建て替え)の一部を見直し、ホール棟については「建て替え」ではなく「大規模改修(既存施設のリノベーション)」により進めていきたいとの考えに至りました。
これは、市立病院(昭和51年(1976年)開院)をはじめ、小中学校、学校給食センター、保育所など、ほぼ同時期に建設し、少なくともこの先10年以内には、何らかの形で整備等に着手しなければならない施設が多く存在し、大きな財政負担を生じさせることに強い危機感を持っており、このような状況などを総合的に勘案し、こうした考えに至ったものです。
今後、パブリックコメント(6月12日~7月11日予定)などを通じ、皆様からご意見をいただきながら、これまで同様、南越谷駅・新越谷駅周辺地域の「にぎわい創出」のため尽力してまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
越谷市長 福田 晃
「越谷サンシティ整備基本計画」の一部見直しについて(案)(PDF:917KB)
※令和5年6月12日更新。「市の財政負担額(概算)の比較」の金額の単位および「現在の「越谷サンシティ」」の図の一部(地盤高)を修正。
今後の本市の財政負担について
本市では近年、新本庁舎や保健センターなどの整備を行ったほか、現在は(仮称)緑の森公園保育所や(仮称)地域スポーツセンターの整備などを進めています。さらに、今年度からは、小中一貫校整備事業や小中学校屋内体育施設空調設備の設置、大袋地区センターの建て替え等に本格的に着手するなど、多くの大規模な事業に取り組んでいます。
こうした事業は、財政負担の平準化や世代間の負担の公平化などの観点から、その事業費の多くを借入金(市債)によって賄い、その後「公債費」として毎年返済しています。(家計に例えるなら、新たに家を購入する際に、その全額を一括で払えない場合、銀行などから資金を借り入れ、「住宅ローン」を組んで、その後、一定額を毎年返済していくようなイメージです。)
本市では、これまでに借り入れをした市債のほか、前述の大規模な事業にかかる公債費として、概算ですが、今年度(令和5年度/2023年度)から10年間、平均で1年あたり約41億円の返済を見込んでいます。(これは、昨年度(令和4年度/2022年度)までの10年間の平均(1年あたり約42億円)とほぼ同額となります。)
このほかにも、道路や公園、橋りょうなどの社会基盤となる施設の整備等も継続的に行っていく必要があります。さらに、既存施設の老朽化なども進んでおり、この先10年以内に何らかの形で整備(改修や建て替え)等を検討しなければならない施設や事業(下表)などがあり、これらを加えると、将来にわたって大きな財政負担が生じることになります。
(下表の事業も、例えば、「国や県の補助金は活用できないか」「民間活力は活用できないか」といったことを検討・精査しながら、本市の財政負担の抑制に努めていきます。)
今後のスケジュール(予定)
現行のスケジュールでは、令和7年度(2025年度)から令和10年度(2028年度)までの4年間で、現在の施設すべてを解体し、新たな施設を建設する予定でした。このたびの計画の一部見直しにより、令和9年度(2027年度)から令和10年度(2028年度)の2年間で、ホール棟の大規模改修、商業棟の解体、新たな民間施設の建設を行い令和11年度(2029年度)のリニューアルオープン(供用開始)を目指してまいります。
なお、現在の越谷サンシティは、令和8年度(2026年度)末まで運営を継続する予定です。
パブリックコメント
「越谷サンシティ整備基本計画の一部見直しについて(案)」のパブリックコメントと「市の考え方」
関連資料
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