更新日:2020年7月14日
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通電火災にご注意ください
通電火災について
近年、地震や風水害(台風や豪雨等)により停電し、停電復旧後の再通電時に出火する「通電火災」の発生が懸念されています。大規模災害時に通電火災が発生しますと、住民が避難していることにより初期消火が行えず、被害が大きくなる可能性があります。
阪神・淡路大震災や東日本大震災で発生した火災の半数以上が電気に起因する火災と言われております。
また、2019年には、台風により甚大な被害が発生した千葉県においても、通電火災が発生しております。
通電火災の主な原因
- 損傷した配線などに再通電し、発熱発火する。
- 転倒した熱を発生させる電気機器に可燃物(カーテン、じゅうたん、ふとん等)が接触した状態で再通電し着火する。(熱を発生させる電気機器の例:電気ストーブ、アイロン、ドライヤーなど)
- 再通電時に発生した電気的火花が漏れ出たガスに引火し、爆発する。
- 浸水や雨漏りにより、再通電時に電気がショートし、発火する。
- コンセントに水分が付着し、再通電時にトラッキングが発生し、発火する。
※トラッキングとは、電気コンセントにプラグを長期間差し込んだままにし、たまったほこりに湿気が帯びて電気を通し、火災となる現象です。
通電火災の防止対策
【停電中】
- 電気機器のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く。
- 自宅等を離れる際はブレーカーを落とす。
【再通電時】
- ブレーカーの復旧や電気機器のスイッチを入れる前に、機器や配線の損傷がないか、電気ストーブ等に可燃物が接触していないか確認する。また、ガス漏れがないか確認する。
- 機器等の見えない部分の損傷により、再通電後、長時間経過したのちに火災に至る場合があるため、煙の発生など異常を発見した際は、直ちにブレーカーを落とし、消防機関に連絡する。
- 一度水に浸かってしまった電気機器は、乾燥させたとしても内部の配線や基盤が故障している可能性があり、通電させると出火の危険がありますので、使用せずメーカーにご相談ください。
【日頃の対策】
このページに関するお問い合わせ
消防局 予防課(大沢二丁目10番15号(消防本庁舎))
電話:048-974-0103
ファクス:048-974-0430