更新日:2018年6月14日
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パンク・ロックバンド dustbox
1万人規模の『越ロックフェス』開催が夢。実現に向け、いま絶賛模索中です!!
平成11年からライブを中心とした本格的なバンド活動をスタートし、20周年を来年に控えたdustbox。都内をはじめ全国各地、近年はアジアでもライブを行うなど活動の幅を広げていますが、結成当時から拠点はずっと越谷。3人の圧倒的な越谷愛と音楽愛を語っていただきました。
dustbox(ダストボックス)
プロフィール
SUGA(ボーカル&ギター)、JOJI(ベース&ボーカル)、YU-KI(ドラマー)の3ピースバンド。“メロディック・パンク”と呼ばれる、情熱的かつメロディアスなサウンドが持ち味。平成13年のCDデビュー以前から越谷を拠点に活動し、平成19年から毎年、越谷のライブハウスで『越ロックフェスティバル』と題した自主ライブを開催。近年は台湾・韓国・インドネシアなどのアジアでも人気が高く、国内外で精力的にライブを行っている。
こだわっているのは"歌心のあるパンク"
幼なじみのSUGAさんとJOJIさんが中心となって結成されたdustbox。草加市出身の2人ですが、越谷のライブハウスを拠点にずっと活動を行っており、越谷を代表するバンドとして音楽好きの間ではよく知られた存在。dustboxはパンクロックバンドですが、一般的に暴力的、攻撃的などと称されるパンク音楽とは、ひと味違うサウンドが持ち味です。
「自分たちの音楽は"メロディック・パンク"というのがひとつの軸で、パンクミュージックが持っている飛び抜けた情熱はありつつ、泣かせるようなメロディを入れたり、激しさだけじゃない浮遊感のあるメロディラインが自分たちらしさ。曲を作るときは、歌心みたいなものを大切にしています」とSUGAさん。
「演歌を聴くとなんか染みますよね。そういう自分の中に染み込んでいる日本のエッセンスを取り入れて、自分たちのパンクサウンドはできている。だからdustboxの音楽を外国人が聴くと新しさを感じるようで、すごく面白がってくれるんですよ」(JOJI)
そんな独自の世界を持つdustboxに、約3年前、新メンバーとして加入したのがドラマーのYU-KIさん。「僕にとってdustboxは大先輩バンド。越谷の同じ音楽スタジオを使っていたので以前からつき合いはありましたが、まさか脱退したドラマーの代わりに自分が入るなんて思いもよらなくて、最初は断りました。無理です!って(笑)」
「ドラムの後任を何人かオーディションしたんですけど、やっぱり地元越谷のヤツがいいなって思って、ああYU-KIがいるじゃん!と。ほとんど無理矢理な感じで入れたよね(笑)」(JOJI)
「YU-KIは手数多く叩ける、テクニックのあるドラマー。パンクをやった経験はなかったけど、だからこそ出てくるフレーズの引き出しが違って、バンドにイイ変化が生まれたと思う」(SUGA)
(左から)SUGAさん、JOJIさん、YU-KIさん
dustboxのライブはイレギュラーがおもしろい!
発売中の8thフルアルバム「Thousand Miracles」のCDジャケット
dustboxの音楽を最高に楽しめるのは、やはりライブ。
「曲順を決めてライブに臨むんですけど、その日のお客さんの状態とか会場の空気感によって、曲の順番だけじゃなく、やる曲もその場でドンドン変えていく。しばらくやってなかった曲を急にやろうとするから演奏をミスしたりするんだけど、そういうイレギュラーなことに俺たちの人間性が出ておもしろいと思う」(JOJI)
「ミスするとお客さんからすかさず"オイ、ちゃんとやれよ!"って声が掛かるし」(YU-KI)
「それに俺が反応して"今言ったヤツ、手を挙げろ!"って会場に言って、手を挙げたお客さんに"よし!後でビールおごるよ"なんて返すからまた盛り上がってね」(JOJI)
「JOJIがなんかやると"ヤキソバ!ヤキソバ!(JOJIさんの愛称)"ってお客さんからコールされたりとかね。そういうお客さんとのやりとりがライブのだいご味」(SUGA)
『越ロックフェス』を大きくしたい!
3月9日に開催された恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブ。セットリストの半分ほどはツイッターでファンから募ったリクエスト曲でした
ライブをこよなく愛する3人が特に大事にしているのが、越谷のライブハウスで年1回開催しているdustbox主催の『越ロックフェスティバル』。毎年チケットの争奪戦が起こる大人気イベントです。
「この越ロックを大きな会場、できれば野外でやりたいと思っていて、ここ数年、市内で会場探しをしているんですが、会場の制約があったりしてなかなか決まらなくて。でも来年には何らかの形で実現したいと思っているんです。実現したら越谷市民のみなさんにいっぱい来てほしい」(SUGA)
「理想としては今までの越ロックに出演してくれたバンドを全部呼びたいと思っていて、そうすると観客も1万人超の規模。それがかなえば、本物のフェスらしくなるよね(笑)」(JOJI)
若者を育てる街であってほしい
当時SUGAさんの部屋にあった赤いゴミ箱がバンド名のヒント。その他の候補は「フライパン」「アダプタ」だったとか
『越ロックフェスティバル』への意欲からも"越谷愛"の強さが伝わってきますが、それ以外にもこんな越谷エピソードが。
「全国ツアーなんかに出ると地元を1週間以上離れることもある。そうすると3日目くらいに、もう越谷に帰りたい!って思うんですよ(笑)。都内でライブをやっても、打ち上げは越谷に戻ってきてからやってるくらいですから」とYU-KIさん。これにはSUGAさんとJOJIさんも大きくうなずいていました。
最後に改めて今の越谷への思いを伺うと、「俺たちの音楽も人間性も越谷に育ててもらった。俺たちも含め、いま越谷にいる大人たちが若者に対してどんどんチャレンジしろよ!という空気を作っていければいいなと思いますね。そういう土壌からいろんなカルチャーが育っていくと思うので」とJOJIさん。
およそ20年に渡って越谷の音楽文化を支え、けん引してきたdustbox。越谷市内で開催される、情熱と愛にあふれたこん身のフェスティバルの実現に期待しましょう。
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広報こしがや季刊版 平成30年夏号(平成30年6月15日発行)に掲載
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